連合の政策実現行動

 

働くことを軸とする安心社会

連合がめざす「働くことを軸とする安心社会」

 私たちの日常は、多くの人たちが働き、互いに支え合うことで成り立っています。これまでの日本は、世界にも類をみない「雇用社会」を実現し、雇用を軸とした生活保障の仕組みを構築してきました。
 しかし、市場万能主義、ルールなき経済のグローバル化が進展するなかでさまざまな分野で格差が拡大し、人と人との絆、社会の持続性そのものが大きな危機に直面しています。
 連合は、めざすべき社会像として「働くことを軸とする安心社会」を掲げ、「働くこと」に最も重要な価値を置き、自立と支え合いを基礎に、誰もが公正な労働条件のもと多様な働き方を通じて社会に参加できる社会の実現にむけた取り組みを推進しています。
 具体的には、働く人の視点に立った5つの「安心の橋」を架ける運動に取り組むことで、活力にあふれ、自己実現に挑戦できる参加型社会を推進しています。あわせて、「働くことを軸とする安心社会」を支える基盤構築のために、地方分権を進め、公平な負担にもとづく持続可能な社会の構築をめざしています。

働き、つながり、支え合うための安心の橋
  • 教育と雇用をつなぐ橋
    「貧困の連鎖」を断ち切り、
    学ぶ場から働く場へ
    円滑に移行できる制度を確立する。
  • 家族と雇用をつなぐ橋
    子育てや介護を社会全体で支え、
    男女平等参画社会を構築する。
  • 働くかたちを自由にする橋
    ライフステージに応じた、
    柔軟でディーセントな
    働き方を整備する。
  • 失業と雇用をつなぐ橋
    職業紹介、職業訓練、
    所得保障の一体的支援で、
    スムーズな復職をサポートする。
  • 退職と雇用をつなぐ橋
    高年齢者の知識や経験を
    社会に活かし、老後の安心を
    保障する制度を構築する。
働き、つながり、支え合うための安心の橋
働くことを軸とする安心社会を支える基盤
1.
国と地方の役割分担のもと、働くことを有効に支援し、公正・公平な信頼のおける政府を確立する。
2.
所得再分配機能を強化し、公平な負担による分かちあいの社会を実現する。
3.
企業の社会的責任を追求するとともに、健全な労使関係を構築する。
4.
地球環境保全とグリーン、ライフ分野での新産業・雇用の創出などにより、持続可能な社会を実現する。