新型コロナ禍で余剰が生じている道産米の消費拡大と食料安全保障の啓発、さらに新型コロナ禍の中で困窮する子どもや学生に対して道産米を購入し寄贈した。
新型コロナ感染拡大による外出・営業自粛により、外食需要が減少し「コメ余り」が深刻な状況にある。
また米や小麦などの輸出国が食料の国内供給を優先させ輸出を制限した。海外に食料を過度に依存する日本にとって「食料安全保障」の重大な問題である。食料自給率の向上と日本最大の食料供給基地・北海道の第一次産業が持続可能となるよう支え、また啓発する取り組みが必要である。
このようなことから、米の消費拡大と農業支援、その啓発を目的に「コメ消費拡大プロジェクト」として、道産米を安価で斡旋する取り組みを行った。取り組みにあたり、新型コロナ禍において、貧困や孤食をサポートする子ども食堂、さらにアルバイトが減少し日々の食事にも困窮する学生に対し、購入全体額の5%を支援金として道産米を購入し「支援米」として寄贈した。
「こども食堂北海道ネットワークを通じて子ども食堂へ1,830㎏」「北海道生協連を通じて大学生協へ1,300㎏)の合計3,130㎏の道産米を寄贈した。