震災復興支援・防災への取り組み
  • 北海道

2020.03.10

JP労組北海道地方本部/福祉型労働運動担当者会議を開催し 「救急法短期講習」を受講

JP労組北海道地方本部
分野
その他

活動目的・内容

活動目的

 JP労組北海道地方本部では、福祉型労働運動/JP Smileプロジェクト「全機関・1Action」を合言葉に、北海道内の全32支部で運動を実践していくために、今年度の取組方針の確認、前年度の各支部における取組結果に関する意見交換を行いました。
 その後、参加者に福祉型労働運動を体験してもらうため、日本赤十字北海道支社の協力を得て「救急法短期講習」を体験しました。

活動内容

 はじめに全体で一次救命処置の重要性について学びました。
 一次救命処置とは、意識障害・呼吸停止・心停止に陥った傷病者に対して、病院に運ばれるまでに行う心肺蘇生とAED措置ですが、救急隊が到着するまでの間は一般市民が行うこととなります。
119番通報を行ってから救急車が到着するまで、札幌市では平均6.8分かかるのに対して、①心臓が停止すると4分以内に脳に障害が発生、②心停止後1分ごとに生存率が10%低下し、概ね10分経過するとほとんどの人が助からないことから、市民による一次救命処置が重要であることを全体で学びました。
 その後、8グループに分かれて、心肺蘇生とAEDの使用方法について体験を行いました。
 心肺蘇生は、反応がなく正常な呼吸をしていない場合に、胸骨下半分の部分を垂直に5センチ押し下げる行為(胸骨圧迫)を1分間に100~120回のテンポで30回続けて行ったら、人工呼吸を2回行うサイクルを繰り返し(=強く・速く・絶え間なく)行うものです。(ただし、人工呼吸については感染症の有無について判断できないことから、一方向弁のついたマスク等がない場合は省略が可能であり、胸骨圧迫のみを行います)
 参加者からは「救急車が到着するまで続けることは体力的に厳しい」との声が聞かれましたが、講師からは「できるだけ協力者を確保し、①119番通報をお願いする人、②AEDを探してもらう人、など役割分担を行うほか、心肺蘇生は意識が戻るか救急隊に引き継ぐまでは継続しなければならないことから、交代しながら体力を温存すること。また、胸骨の骨折より命が大切(心肺蘇生中の行為は罪に問われない)。AEDは電源を入れた後、音声案内をきちんと聞くことが最も重要」など教えていただきました。
 参加者からは「貴重な体験ができた。倒れている人を見かけた場合、知識を役立てて地域の人を助けたい」などの声がありました。

 JP労組が推進する福祉型労働運動は「人とつながる・地域とつながる」ことを求めており、今回の参加者が各支部において今回学んだ救急救命の大切さを組合員に広めることはもとより、自支部において多くの組合員が参加できる企画を発案し、地域との関わり合いを持った活動を展開していきます。

団体情報

JP労組北海道地方本部

北海道札幌市北2条西4丁目3 日本郵政グループ札幌ビル12階

  • TEL: 011-221-0016
  • 推薦組織: JP労組

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