9月16日朝、連合は、労働時間法制の見直し議論が行われている労働政策審議会労働条件分科会の開催に先立ち、「真に働く者のための『労働基準関係法制』実現に向けた9.16厚生労働省前激励集会」を開催しました。
本集会は、労働時間法制の見直しの具体的議論が始まることから、分科会委員を後押しすべく、開催したものです。雨天の中の集会であったにもかかわらず、連合組織内外から150名 が結集し、審議会に臨む労働側委員に熱いエールを送りました。
主催者挨拶に立った冨髙裕子副事務局長は、「本日より労働時間法制の見直し議論が開始される。提示される論点には勤務間インターバル制度など私たちが求める項目がある一方で、裁量労働制の拡充など長時間労働につながりかねない規制緩和案も含まれている。過労死等の痛ましい事案をなくし、働く者が安心して働き続けられるよう、労働時間短縮と生産性向上を同時に達成する真の『働き方改革』の実現が必要。連合一丸となって声を上げ、分科会委員を応援しよう」と挨拶しました。
続いて、労働条件分科会の委員を務める菅村裕子総合政策推進局長が情勢報告に立ち、「連合が約2万人を対象に実施した『労働時間制度に関する緊急アンケート』では、『今のままでよい』を含め、9割以上の労働者が労働時間を増やしたくないという回答だった。裁量労働制適用者の長時間労働などの課題も残されており、『働き方改革』の実現は未だ道半ばと言わざるを得ない。多くの働く者から寄せられた声を糧に、本日からの審議会での議論に臨んでいきたい」と述べました。
その後、労働条件分科会委員である椎木盛夫JAM副書記長、亀田幸雄運輸労連中央副執行委員長が委員を代表して決意の一端を述べました。まず、椎木委員は「近年見られる使用者都合の規制緩和論や、三者構成を軽視した行政運用の変更には強い問題意識を抱いている。労働時間規制は働く人の命と生活を守るためのルールであり、安易な規制緩和は断じて認められない。世論や現場の声と連携を強め、労働側委員として理念を見失うことなく今後の審議に臨んでいく」と力強く述べました。
続く、亀田委員は「集団的労使コミュニケーションの確立・強化は、労働者の権利を実効的に保障し、健全な労使関係を構築する上で極めて重要な課題だ。あわせて長時間労働の是正や健康確保に向け、労働者視点に立った労働基準関係法制の強化が不可欠。多様な働く仲間の声を集約し、分科会委員が一丸となって本日の審議に全力を尽くす」と力強く決意表明しました。
最後に、委員を審議会会場に送り出した後、参加者全員が一体となって働く者の声を届けるべく、「働かせ放題にNO!働くルールに、私たちの声を」メッセージボードアピールを行い、閉会しました。
労働条件分科会での議論は、本年末での取りまとめを目途としつつ、引き続き継続して行われます。連合は、真に働く者のための「労働基準関係法制」実現に向け、今後も労働条件分科会での審議に合わせ、定期的に厚生労働省前集会を開催していきます。
以 上