連合ニュース 2026年

 
2026年08月25日
2026平和行動in長崎を開催
~語り継ぐ戦争の実相と運動の継続で核兵器廃絶と恒久平和を実現しよう~
神保政史連合事務局長による主催者代表挨拶
連合は、8月8日から長崎に原爆が投下された8月9日にかけて「2026平和行動in長崎」を開催しました。
 
<8月8日(土)(1日目)>
【被爆81年2026平和ナガサキ集会】15:30~17:45
 長崎市・長崎県立総合体育館メインアリーナにおいて「語り継ぐ戦争の実相と運動の継続で核兵器廃絶と恒久平和を実現しよう」をスローガンに掲げ、原水爆禁止日本国民会議(原水禁)と核兵器廃絶・平和建設国民会議(KAKKIN)の共催のほか、長崎県、長崎市、平和首長会議や全国のNPO・NGOなど多くの団体から後援をいただき開催し、全国の構成組織・地方連合会から1,515名が参加しました。会場入り口では「令和8年熊本地震・緊急支援募金を行いました。
 
 冒頭、開催地・長崎の主催者として岩永洋一・連合長崎会長は、熊本地震の被災者へのお見舞いと参加を断念した仲間への思いに触れた上で、今年は「被爆81年」の新たな一歩であり、「記憶の風化」が懸念される今こそ次世代への継承が必要だと強調しました。「81年前の長崎の惨劇を自分事として想像し、世界で続く紛争や子どもたちの犠牲を二度と繰り返してはならない。長崎の被爆の実相を目で見て、耳で聞いて、心で感じ、地域や職場で新たな『語り部』となって広めていただきたい」と訴え、「長崎を最後の被爆地に」という誓いのもと、核兵器廃絶と恒久平和に向けて行動していく決意を述べました。
 主催者挨拶として神保政史・連合事務局長から、熊本地震の被災者へのお見舞いと原爆犠牲者への哀悼を捧げた上で、「戦後81年が経ち体験者が減少する中、語り部の思いを次世代へつなぐことが重要。明日の『ピース・ウォーク』でガイドを務める若い世代の熱意にも触れ、被爆の実相をそれぞれの職場や家庭に持ち帰って伝えてほしい」と述べました。また、「世界で使用可能な核弾頭が4年連続で増加し、核威嚇や各地の緊張が続く一方、NPT再検討会議が決裂するなど『核なき世界』への歩みは足踏みを続けている」と懸念を示し、日本政府に粘り強い外交努力を求めました。さらに、地元・長崎の中学生が平和公園で外国人観光客と対話し、国籍や言葉を越えて「平和」の大切さを共有したエピソードを紹介。「語り部の活動も子どもたちの対話もめざす先は同じであり、平和な未来を次世代へつないでいかなければならない」と強調し、見聞きしたことを家庭や地域に持ち帰って平和の輪を広げ、国内外の連携を強めて核兵器廃絶と恒久平和の実現に向けて取り組む決意を示しました。
 次に、来賓挨拶として平田研・長崎県知事は、冒頭に熊本地震の犠牲者への哀悼と被災者へのお見舞いを述べた上で、集会関係者の日頃の尽力に敬意と感謝を示しました。平田知事は、長崎県が8月9日を「県民祈りの日」と定め、犠牲者の冥福と平和の発信に力を注いできたことに触れ、「人類を滅ぼしてなお余りある核兵器の存在が未来を脅かし続けている」と危機感を示しました。さらに、NPT再検討会議が3回連続で最終文書の採択に至らなかったことに遺憾の意を表し、「核兵器廃絶には保有国と非保有国の協力が不可欠であり、世界各国の指導者には被爆地を訪れて実相に触れ、対話と行動を重ねてほしい」と訴え、「長崎を最後の被爆地に」という強い思いのもと、粘り強く取り組んでいく姿勢を示しました。
 続いて、来賓挨拶として鈴木史朗・長崎市長は、冒頭に熊本地震の犠牲者へのお悔やみと被災者へのお見舞いを述べ、市としても支援に全力を挙げる姿勢を示しました。鈴木市長は、81年前の長崎の惨劇に触れつつ、「終末時計が史上最短の『85秒』を示すなど核を巡る国際情勢は厳しさを増している。今こそ市民社会が連帯し、粘り強く声をあげていくことが必要だ」と訴えました。また、本集会が被爆者の松本美都恵さんをはじめ、ユース代表団や高校生平和大使など幅広い世代の参画で開催されることに触れ、「一つひとつの行動の積み重ねが世界を動かす大きな力につながる」と強調。多様な人々が連帯して次世代へバトンをつなぎ、平和の輪を広げる契機となることへの期待を寄せました。
 その後、菊永昌和・前連合長崎副会長より5月2日、国連本部で開催された2026年核不拡散条約(NPT)再検討会議のNY行動報告が行われました。さらに(公財)長崎平和推進協会・継承部会の松本美都恵様から被爆当時の状況をお話いただきました。
 その後、長崎大学核兵器廃絶センター(通称RECNA:レクナ)の吉田文彦センター長からは「変わる国際秩序と核兵器」をテーマに講演をいただきました。
 若者からのメッセージとして、ナガサキ・ユース代表団14期生を代表して坂元あゆ子さん、嶺井花音さん、から活動報告がなされ、第29代高校生平和大使を代表し長崎県の中尾絢音さんから決意表明がなされました。続いて、平和行動in根室に向けて岩永洋一・連合長崎会長から須間等・連合北海道会長へピースフラッグが引き継がれ、長崎バスグループ労働組合の佐藤綾花さんによる平和アピールが満場一致の拍手で採択され閉会しました。

 「2026平和ナガサキ集会」の様子は後日、連合公式YouTubeチャンネル「RENGO TV」にアップいたします。
 
 また、平和ナガサキ集会に先立ち、鈴木史郎・長崎市長/平和首長会議副議長との懇談を実施しました。

<8月9日(日)(2日目)>
【被爆81周年長崎原爆犠牲者慰霊平和記念式典】10:45~11:45
 長崎市主催の「長崎原爆犠牲者慰霊平和祈念式典」が開催され、神保政史連合事務局長、岩永洋一連合長崎会長、大野真人連合広島会長が参列しました。原爆が投下された午前11時2分には平和の鐘やサイレンが鳴り響く中、原爆死没者への哀悼の意と恒久平和実現への祈りを込めて1分間の黙とうが行われました。また、神保事務局長、岩永連合長崎会長、大野連合広島会長より献花を行い、戦争で亡くなられた方々への慰霊と平和への祈りを捧げました。
 
【ピース・ウォーク】14:00~16:00
 原爆落下中心地公園・平和公園内の原爆慰霊碑や記念碑を巡る「ピースウォーク」を実施し、全国から432名が参加しました。連合長崎からは「ピースガイド」として案内役を務めていただき、慰霊碑や記念碑の由来、そして長崎の歴史について理解を深めました。
 
【万灯流し】19:00~20:00
 2年ぶりに浦上川で、平和へのメッセージが書かれた灯籠を並べ「万灯流し」を行い、長崎原爆の犠牲者を追悼をしました。
 
連合の「核兵器廃絶・被爆者支援に関する取り組み」については、下記をご覧ください。

https://www.jtuc-rengo.or.jp/activity/kizuna/
 
以上
  • 岩永洋一 連合長崎会長による開会挨拶
  • 平田研 長崎県知事による来賓挨拶
  • 鈴木史朗 長崎市長による来賓挨拶
  • 菊永昌和 前連合長崎副会長によるNY行動報告
  • 松本美都恵さんによる被爆者の訴え
  • 吉田文彦 長崎大学核兵器廃絶センター長による講演
  • ナガサキ・ユース代表団によるメッセージ
  • 高校生平和大使によるメッセージ
  • 連合長崎から連合北海道へのピースフラグリレー
  • 長崎バスグループ労働組合佐藤綾花さんによるナガサキからの平和アピール
  • 被爆81周年長崎原爆犠牲者慰霊平和記念式典
  • 鈴木史朗 長崎市長との懇談
  • ピースウォーク
  • 万灯流し