会場・ウェブ合わせて総勢270名が参加
9月19日に、「未来づくり春闘」評価委員会シンポジウムを損保会館で開催しました。
シンポジウムには連合構成組織・地方連合会、関係団体、報道、一般の方など総勢270名が参加しました。
はじめに、連合芳野会長、続けて同評価委員会委員長である玄田 有史東京大学 社会科学研究所教授から挨拶をいただきました。
次に同副委員長である渡辺 努 ナウキャスト創業者・取締役、東京大学 名誉教授が「賃上げ要求基準のあり方」と題する課題提起を行いました。渡辺先生は、「過度な格差」の抑制に向けて、協調を生む情報共有と目標共有が求められると述べました。
続いて、玄田委員長をモデレーターとして、渡辺副委員長に加えて、同委員会委員である上野 有子 一橋大学大学院 経済学研究科 教授、神林 龍 武蔵大学 経済学部 経済学科 教授、高橋 徳行 武蔵大学 学長、山田 久 法政大学大学院 イノベーション・マネジメント研究科 教授を交えて6名でパネルディスカッションを行いました。
パネルディスカッションでは、すべての人が豊かさを実感できる社会を実現するため、政労使の三者が立場の違いを越えて連携し、デフレマインドには二度と戻らない「ノーモア・デフレマインド」の決意を社会全体で共有する役割を2026闘争に期待されました。
どうすれば賃上げの流れをノルムとして定着させることができるのか、これから本格化する2026闘争方針の議論に活かしていきます。
連合「未来づくり春闘」評価委員会報告書