連合ニュース 2025年

 
2025年06月13日
芳野会長が「第8回経済財政諮問会議・第36回新しい資本主義実現会議合同会議」で意見表明
 

6月13日、「第8回経済財政諮問会議・第36回新しい資本主義実現会議合同会議」が首相官邸で開催されました。今回は、「新しい資本主義のグランドデザイン及び実行計画2025年改訂版(案)」「経済財政運営と改革の基本方針2025(案)」について議論のうえ、それぞれ取りまとめが行われました。会議における芳野会長の発言の要旨は次の通りです。
 
<芳野会長の発言要旨>
〇医療・介護・保育・福祉の働く人の継続的な処遇改善について、公定価格をさらに引き
 上げ、全産業平均との賃金格差を是正し、人材確保につなげる必要があり、現場を担う
 すべての人材のさらなる処遇改善策を継続的に講じるべきである。
〇年金積立金について、年金積立金は将来の保険給付の貴重な財源であり、他の政策目的
 や施策実現のための投資財源にすべきではなく、専ら被保険者の利益のために活用され
 るべきである。
〇労働者が安心して活躍できる環境整備について、賃上げの定着をめざす労働市場改革で
 は、能力開発と処遇改善の好循環の実現や、セーフティネット機能の強化、取引の適正
 化など、労働者が安心して活躍できる基盤整備を進める必要がある。
〇多様な人材の活躍推進について、労働者の命と健康、生活時間確保のための労働時間法
 制見直し、均等・均衡待遇の早期実現に向けた同一労働同一賃金規定の見直しなど、
 労働者保護の強化に向けて検討すべきである。


以 上