連合ニュース 2025年

 
2025年04月10日
「連合、韓国労働組合総連盟トップ定期協議2025」を開催
芳野会長とキム委員長
 「連合、韓国労働組合総連盟(FKTU)トップ定期協議2025」を2025年4月9日にソウルで開催しました。
 
 定期協議の冒頭、芳野会長は、昨今の韓国の政治情勢を受け、民主主義の堅守のために闘うキム・ドンミョン委員長、FKTUの仲間に心より敬意を表しました。そのうえで「世界の至るところで様々な分断と格差が生まれていることを強く危惧している。労働組合が長年大切にしてきたことは、自分たちの意見はしっかりと主張しながらも、相手の意見に耳を傾け、対話を通じて合意形成していくことである。分断が生じ、対話がないがしろにされがちな今こそ、労働組合の出番ではないか。多くの価値観を共有する連合とFKTUが、国際労働運動において緊密に連携することの重要性を再確認したい」と述べました。
 
 これに対し、キム委員長からは、「昨年に引き続き、定期協議が開催できたことをうれしく思う。超少子高齢社会や若年者雇用、技術革新への対応など、日韓両国における課題の多くは共通している。持続可能な社会を構築していくためのビジョンを描いていくため、両組織が知見を共有していくことが必要である。ご存じの通り、尹前大統領が非常戒厳令を発して以降、韓国政治の激動が続いているが、このような中においても、両組織の友好関係はいささかも揺るがない。本日の定期協議を通じ、相互理解を一層深めていきたい」旨の発言がありました。
 
 今回の定期協議では、日韓の政治、社会経済、労働情勢について、活発な意見交換が行われました。
  • 定期協議の様子①
  • 定期協議の様子②