2025年03月09日
連合会長 自民党大会で挨拶
中小企業・地方の賃上げに向けた環境整備、選択的夫婦別氏制度の実現、労働者保護の法整備などを訴え
3月9日、東京都内で開催された自民党大会に連合の芳野友子会長が出席し、挨拶を行いました。連合会長の同党大会への出席は、2003年から2005年にかけて当時の笹森清会長が出席して以来です。
連合は、政策・制度要求の実現に向けて主要政党への要請活動を継続的に実施しており、自民党との間でも意見交換を行っています。今回の大会への招待については、物価上昇による国民生活への影響が続き、国際的な政治経済の不確実性が増す中、すべての働く人の生活向上、持続可能で包摂的な社会の実現に関する連合の政策を同党に直接訴える機会と捉え、対応したものです。
芳野会長は挨拶の中で以下の点を訴えました。
・労務費を含む価格転嫁のための環境整備など中小企業と地方における賃上げに向けた取り組み強化。とくに運輸、医療福祉分野、公共調達における価格転嫁の促進
・ジェンダー平等・多様性の実現に向けた選択的夫婦別氏制度の創設、第3号被保険者制度の廃止など働き方に中立的な社会保険制度の確立
・働き方改革関連法の見直しなど労働者保護の視点にたった法整備の必要性
・国や地方の基盤を支える公務員が安心して国民や地域住民のために力を尽くせる環境整備