連合ニュース 2023年

 
2023年11月15日
連合「社会保険の適用拡大に関する勉強会」を開催

 連合は11月14日に「社会保険の適用拡大に関する勉強会」をオンラインにて開催し、単組を含む構成組織・地方連合会から170名を超える参加者が参加しました。

 

 冒頭、主催者を代表して佐保総合政策推進局長より「2025年の次期年金制度改革に向けた社会保障審議会年金部会での議論が進められており、社会保険の適用拡大が重要な論点となっている。また、2024年10月には特定適用事業所の企業規模要件が引き下げられ、多くの中小企業が対象に入るため、現場労使の正しい制度理解が極めて重要である。本勉強会を通じて、いわゆる「年収の壁」などに関する理解を深めていただきたい」と挨拶を行いました。

 

 続いて「『年収の壁』にどう取り組むか」をテーマに、株式会社日本総合研究所の西沢和彦理事よりご講演をいただきました。講演では、公的年金制度の体系や歴史、被用者保険適用基準と被扶養認定基準の違い、いわゆる「年収の壁」が生まれる原因や根本的解決の方向性などについて、諸外国の制度を紹介いただきながら、分かりやすく解説をいただきました。

 

 次に「社会保険の適用拡大の実態」をテーマに、UAゼンセン アークスグループ労働組合連合ラルズ労働組合の大澤彩花書記長、松田真由美書記次長より事例報告をいただきました。事例報告では、時給改定と就労調整、パートナー社員の社会保険加入率の推移や収入制限、社会保険制度に対する周知と課題、加入者の増加による効果などについて、現場の実態を報告いただきました。

 

 最後に、総合政策推進局生活福祉局本多部長より「すべての労働者への社会保険の適用に向けた連合の考え方」として、労働組合の取り組みや社会保険の適用要件に対する連合の考え方を報告した後、総合政策推進局生活福祉局松田局長によるまとめを行い、閉会しました。

  • 講演 株式会社日本総合研究所 西沢理事
  • 事例報告 アークスグループ労働組合連合ラルズ労働組合 大澤書記長・松田書記次長