受講者のみなさん
連合は2023年6月30日(金)、第17回「男女平等講座」(男性リーダー対象)を2019年以来、久しぶりに対面で開催し、構成組織、地方連合会、単組から49名の男性役員・男性組合員が受講しました。
講座に先立ち、則松佳子副事務局長が「久しぶりの対面開催のため、労働組合に集う仲間同士、積極的にコミュニケーションをはかってほしい。職場や労働組合の未来を担う皆さんが新たな気づきや学びを得て、今後の活動に活かしていくことを期待する」と主催者を代表して挨拶した後、立教大学経済学部の首藤若菜教授より「労働組合とジェンダー平等」と題して講義が行われました。受講者は、「役員に占める女性比率について率直に思っていること」、「女性比率の実態についての発言や協議の内容」、「職場や組織で今後取り組みたいこと」について、首藤教授から受講者への問いかけや、10グループに分かれての活発なディスカッションを通じて、認識を共有し、理解を深めました。
昼食休憩を挟んで、井上久美枝総合政策推進局長より「ジェンダー平等・多様性に関する取り組みについて」と題して本部提起を行い、国際比較を含めた日本の働く女性の現状や連合の男女平等参画、ジェンダー平等・多様性推進の取り組みや課題などについて説明しました。
続いて、「男女とも働きやすい職場づくりのために~イクボスと心理的安全性確保でチームづくり~」と題して、株式会社ソラーレの東浩司代表取締役より、演習を交えた講義が行われました。受講者は、アンコンシャス・バイアスについてセルフチェックを行うとともに、「2週間のうちで楽しかったこと」「心理的安全性が高かったチームの雰囲気、特徴」などのテーマで話し合い、男女平等参画社会に向けた男性リーダーとしての役割について、理解を深めました。
講座の終わりに、井上総合政策推進局長が「労働組合は『想像』と『創造』が大切。皆さんがニューリーダーとしてこれから活躍し、労働組合だけではなく、職場に戻った後も本日学んだことを活かしてほしい」とまとめ、閉会しました。