連合ニュース 2023年

 
2023年06月19日
芳野会長が「第9回経済財政諮問会議・第20回新しい資本主義実現会議合同会議」で意見表明

 6月16日、「第9回経済財政諮問会議・第20回新しい資本主義実現会議合同会議」が首相官邸で開催されました。今回は「新しい資本主義のグランドデザイン及び実行計画2023改訂版(案)」「経済財政運営と改革の基本方針2023(案)」について、議論をした後、取りまとめが行われました。取りまとめられた両文書はその直後に閣議決定されました。
 会議における芳野会長の発言の要旨は次の通りです。
 
<芳野会長の発言要旨>
〇「三位一体の労働市場改革」は、安定的な雇用の確保と構造的賃上げの実現を目的としているが、その実現には、能力開発とキャリア形成といった人への投資を軸とし、雇用・社会保障などセーフティネットの強化や、取引の適正化、労働者保護ルールの整備など、総合的な施策の推進が不可欠である。また、労働移動は労働者の意思の尊重が大前提であり、政府は、魅力ある産業の育成・支援に注力すべき。

〇政府には引き続き「人への投資」・「賃上げ」の継続に向けた環境整備に、しっかりと取り組んでいただきたい。なお、今回の計画に盛り込また施策の具体策を検討する際には、特に、労働者に対する影響について、慎重な検討をお願いするとともに、PDCAサイクルのもと、実効性あるものとなるよう政府の努力をお願いしたい。

以 上