連合ニュース 2023年

 
2023年05月25日
女性議員増とジェンダーに配慮した議会改革への共通認識をはかる!
「候補者男女均等法施行5周年院内集会」が開催
院内集会にご参加の皆様
5月23日(火)、参議院議員会館にてクオータ制を推進する会(Qの会)が主催する「候補者男女均等法施行5周年院内集会」されました。
 
この集会は、「政治分野における男女共同参画の推進に関する法律」(以下、候補者男女均等法)の成立から5周年を迎え、成果とこれからの取り組み課題についてリレートークなど行うことで、今後の女性議員増とジェンダーに配慮した議会改革への共通認識をはかる目的で開催されました。
 
冒頭、赤松良子代表が「候補者男女均等法施行5周年を迎えたが、政治分野に女性が増え、発言権が高まることで女性の不利益がなくなっていくことを願っている。日本における女性の地位は自慢できるものではない。施行5周年を記念し、さらに頑張ろう」と挨拶しました。
 
その後、超党派議連・国会議員によるリレートークが行われました。大河原雅子超党派議連副会長・立憲民主党衆議院議員は「男女が同数になる取り組みをすすめたい」、矢田わかこ超党派議連参与・国民民主党前参議院議員は「(政治分野での男女平等のための)法改正に向けて頑張っていかないといけない」、野田聖子超党派議連顧問・自由民主党衆議院議員は「女性が当たり前に政治で活躍できるよう取り組む所存である」と発言しました。
 
次に、三浦まり上智大学教授・Qの会顧問が「理念法ではあるが規範の力は大きい。この法律の一番の目的は、政党を法律の名宛人とし、政党が男女の候補者を均等にするということ。政党が男性政治であることに切り込んだことが最大の目玉である。次の目標は政党交付金の配分を候補者均等に係る取り組みが反映されるようにすることである」と講演しました。
 
最後に連合のほか、能條桃子NOYOUTHJAPAN代表、村上玲一般財団法人村上財団代表理事、櫻井彩乃ジェンカレ代表から挨拶、提言がありました。
 
連合の芳野会長は、「政治や政策決定の場への女性の参画は今後も加速させる必要があり、政治により多様な視点を盛り込むことが求められている。世界の労働界では女性の登用が進んでいる。日本の労働界も世界に遅れをとることなく女性の参画を進めたい。連合は引き続き、あらゆる分野における真の男女平等参画社会の実現に向けて取り組みを進める。ともに頑張ろう」と挨拶しました。
  • 赤松良子クオータ制を推進する会 代表
  • 小河原雅子超党派議連副会長
  • 矢田わか子超党派議連参与
  • 野田聖子超党派議連顧問
  • 三浦まりクオータ制を推進する会顧問
  • 芳野友子連合会長