連合（日本労働組合総連合会）

　連合は、5月12日（金）～13日（土）に第26期女性リーダー養成講座を対面としては3年ぶりに開催し、構成組織、地方連合会、単位組合から55名の女性役員・女性組合員が受講しました。

　主催者を代表して井上久美枝総合政策推進局長が挨拶した後、引き続き講座1「ジェンダー平等・多様性に関する取り組みについて」の講義を行いました。講義では、国際比較を含めた日本の働く女性の現状や春季生活闘争、連合の男女平等参画、ジェンダー平等・多様性推進の取り組みとその課題などについて説明しました。

　その後、講座2「自分らしくいきいきと活動するための極意」と題して、株式会社ソラーレ東浩司代表により講義が行われました。受講者は10グループに分かれ、「心理的安全性が高かったチーム／低かったチームの特徴」をはじめとした2回にわたるグループディスカッションおよび、「誰もがいきいきと働いている職場」の寸劇を発表しました。

　第2日目は、神尾真知子元日本大学法学部教授より講座3「働く女性と労働法」と題し、男女雇用機会均等法や女性活躍推進法、育児・介護休業法、女性差別撤廃条約など、女性が働くうえでの法律や課題、職場の対応について講義を受けました。受講者は「事業主行動計画策定への労働組合の関与」などについてグループワークを行い、それぞれの職場の問題点や課題を共有しました。

　最後に、井上総合政策推進局長が「講座で学んだ内容を職場で実践してほしい。労働組合のイメージを変える意味でも私たち女性がカギとなることが重要。様々な人に思いをはせる『想像（Imagination）』と、新しいものを作り出す『創造（Creation）』を常に頭に置いて、明るく楽しく元気よく組合活動を進めてほしい」とまとめ、閉会しました。