連合ニュース 2022年

 
2022年10月06日
第88回中央委員会を開催
-2023年度活動計画を確認
中央委員会 会場の様子
 連合は10月6日、東京都内で第88回中央委員会を開催し、役員・中央委員・特別中央委員・傍聴者などあわせて約300名(うちWEB参加者約120名、女性参加者の割合は19.2%)が出席しました。

 冒頭挨拶で芳野会長は、長引くコロナ禍で弱い立場・不安定な立場にある人ほど深刻な影響を被っており、セーフティネットの強化を急ぐ必要があると訴えました。そして、長期にわたる日本の賃金水準の停滞が、経済の長期停滞と様々な格差につながる構造的課題の原因の一つであることに加え、現下の物価高が労働者の生活と中小企業などの経営を圧迫していることに触れたうえで、2023春季生活闘争に向けて、日本の経済と社会を新たなステージへと変える転換点とすべく検討を進める考えを示しました。

 続いて、組織強化・拡大と集団的労使関係の構築について触れ、「連合組織拡大プラン2030」や「職場から始めよう運動」の取り組みに加え、曖昧な雇用やフリーランスとして働く人の課題解決サイトである「Wor-Q(ワーク)」など、新たな運動の展開も含めて集団的労使関係の輪を広げるとともに、社会の共感を得られる運動を進めていくことが求められている、と述べました。

 また、7月に行われた参議院選挙の取り組みを振り返りつつ、2023年4月に見込まれる統一地方選挙に向けて、働く者・生活者の立場に立つ政治勢力の結集・拡大のための基盤を全国各地でつくる重要な闘いとなると述べ、連合の取り組みへの決意を示しました。

 さらに、ジェンダー平等・多様性の取り組みについても、引き続き連合のすべての取り組みにジェンダーの視点を盛り込む重要性を発信し続けていくと述べ、その先頭に立って取り組む決意を示しました。

  【芳野会長挨拶(全文)はこちら】

 活動報告では、「一般活動報告」「2022年度会計決算報告」「2022年度会計決算監査報告」の3つが確認されました。

 協議事項では、次の5つの議案が確認されました。
  第1号議案:役員選出
  第2号議案:表彰
  第3号議案:2022~2023年度統制委員会委員の補充について(案)
  第4号議案:2023年度活動計画(案)について
  第5号議案:2023年度予算(案)について

 このほか、会場では連合「愛のカンパ」贈呈式が行われ、贈呈先を代表し国連UNHCR協会の星野守様に目録が手渡されました。また、第19回「私の提言」の入賞提言の審査結果についても報告されました。
 
 最後に、川本会長代行の音頭による「がんばろう三唱」をもって、閉会しました。
 
以 上
  • 挨拶する芳野会長
  • 山永議長(UAゼンセン)
  • 西嶋議長(日教組)
  • 「連合・愛のカンパ」目録を国連UNHCR協会に贈呈
  • 「がんばろう三唱」で心合わせ
関連情報