連合ニュース 2022年

 
2022年08月08日
外国人技能実習機構に対し、外国人技能実習制度の適正な実施および技能実習生保護に関する要請を実施
要請の様子
 連合は8月5日、外国人技能実習機構(以下「機構」)に対し、外国人技能実習制度の適正な実施および技能実習生保護に関する要請を実施しました。
 
 冒頭、清水事務局長は、技能実習制度を取り巻く状況や課題について触れたうえで、「技能実習生の雇用と権利を守ることは喫緊の課題。附則規定に基づく技能実習制度の見直しにあたっては、外国人労働者の権利保護に向け、開かれた、総合的な議論が行われるべき」などと挨拶し、機構の大谷理事長に要請書を手交しました。大谷理事長からは、「技能実習生が安心して働くことができる環境整備が機構の役割の一つと承知。要請内容は真摯に受け止め可能な限り活かしたい」と挨拶がありました。
 
 その後、冨髙総合政策推進局長から要請内容について説明した後、意見交換を行いました。意見交換では、機構における技能実習生からの相談体制や機構職員の人材育成など、連合の要請に対する回答を受けるとともに、「様々ある技能実習制度の課題については外国人労働政策全体として捉えるべき」など技能実習制度の見直しに向けた意見も交わしました。
 
 連合は、外国人労働者を含む、すべての働く者の立場から、引き続き、技能実習制度の適正化と技能実習生の保護に向けて取り組んでいきます。
以上