「第8回経済財政諮問会議・第9回新しい資本主義実現会議合同会議」が6月7日、首相官邸で開催され、連合をはじめ経済団体、企業経営者、研究者などの有識者が出席しました。「新しい資本主義のグランドデザイン及び実行計画(案)」「経済財政運営と改革の基本方針2022(案)」について、さらに議論をした後、取りまとめが行われました。取りまとめられた両文書は臨時閣議で決定されました。
会議における芳野会長の発言の要旨は次の通りです。
<会長の発言要旨>
〇成長と分配の好循環を実現するためには、人への投資と継続した賃上げの実行が必要不可欠。とりわけ、物価上昇などの局面にあるなかでは、実質賃金を維持・向上させる努力が必要であり、こうした認識を共有した上で、経済の責任を担う政労使がそれぞれの役割をはたすことが大切。政府には、賃上げしやすい環境整備にこれまで以上にご尽力いただきたい。労使は、生産性向上に努力し、生産性三原則にもとづいた交渉で労働条件を決定していくべきと考える。
以 上