連合ニュース 2022年

 
2022年03月11日
職場からChange,Challenge,Movement! 「ジェンダー主流化」で社会を変えていこう
「2022春季生活闘争 3.8国際女性デー 全国統一行動 中央集会」を開催
参加者によるアピールボードアクションでウクライナ国民への連帯を表明
 連合は、2022年3月8日(火)、連合東京との共催で「2022 春季生活闘争 3.8 国際女性デー 全国統一行動 中央集会」を開催しました。新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止のため、Zoomウェビナーを用いたWeb開催とし、よみうりホールから配信を行いました(総合司会:手塚麻衣さん 連合東京女性委員会・情報労連)。事前に1,161名から参加登録いただき、当日の視聴アカウント数は1,319アカウントでした。

 主催者挨拶で、芳野友子会長は「ロシアによるウクライナ侵攻により、女性や子どもといった非常に弱い立場の人々が犠牲になっている」としてウクライナの市民や労働者に連帯の意を示したうえで、世界の潮流である「203050」、あらゆる意思決定の場で2030年までに女性参画率50%をめざす取り組みや、ビジネスの世界で女性が可能性を十分に発揮し、能力を高め、努力が適正に評価される環境整備の必要性を強調し、「職場を、そして社会を変えるのは、ここにご参集のすべての皆さんの力。ともにがんばろう」と訴えました。

 基調提起「連合2022春季生活闘争方針におけるジェンダー平等・多様性推進課題の取り組みについて」では、井上久美枝総合政策推進局長が、男女間賃金格差の是正やジェンダー平等・多様性推進の取り組み、2022年4月以降に順次施行される改正育児・介護休業法や改正女性活躍推進法のポイントを説明したほか、連合「ジェンダー平等推進計画」フェーズ1の概要、世界と日本における男女平等参画の現状について紹介しました。

 続いて、立憲民主党ジェンダー平等推進本部長代行の岡本あき子衆議院議員、国民民主党男女共同参画推進本部長の矢田わか子参議院議員をお招きし、清水秀行事務局長の司会進行で「女性と政治」というテーマでパネルディスカッションを行いました。岡本議員、矢田議員から、「政治家をめざした理由」、「政治活動を行ううえでの姿勢・心がけ」、「いかにして働く女性の課題を受け止め、政策実現の過程に反映させるか」、「女性議員を増やすために取り組むべきこと」などについてお話しいただき、最後に清水事務局長から「連合が応援する候補者が一人でも多く勝利するように、取り組みをより一層進めたい」とまとめました。

 また、構成組織・地方連合会とのWeb中継では、Zoomウェビナーで参加した組織の中から連合群馬と連合佐賀を画面上で中継し、3.8国際女性デーの取り組み報告を受けました。

 連合東京女性委員会の宮田宣子さん(全駐労)より集会アピール(案)を提起し、採択した後、連合東京の斉藤千秋事務局長は、「女性の働く環境や職場の課題は、労働組合の先輩たちが後輩のために改善してきた結果。女性を家庭的責任や家族制度から解放するために、意思決定過程に女性が参画していかなければならない」と挨拶するとともに、Zoomの画面に映った参加者の皆さんが背景をウクライナ国旗のカラーに染め上げ、斉藤事務局長も「ウクライナでは子どもを含む民間人が犠牲になっており、核を背景に圧力をかけるロシアの行為は許されない。3.8国際女性デーは女性の平和と権利のために闘う記念日であり、世界中の平和と女性のために「Change,Challenge,Movement!」。ともにがんばろう」と力強く訴えて、閉会しました。

 閉会後には、岡本・矢田両議員を交えて「アピールボードアクション」を行い、連合に集う仲間からウクライナ国民への連帯を参加者が一体となって示しました。

 集会の動画はこちらからもご覧いただけます。
  • 芳野会長による主催者代表挨拶
  • 画面越しに参加者に手を振る連合本部役員
  • 井上総合局長による基調提起
  • パネルディスカッションで発言する岡本あき子衆議院議員
  • パネルディスカッションで発言する矢田わか子参議院議員
  • 地方連合会とのWeb中継
  • 斉藤連合東京事務局長による閉会挨拶
  • Zoom画面をウクライナカラーに染める参加者の皆さん
  • RENGO-TVの動画はこちらからもご覧いただけます。