連合ニュース 2022年

 
2022年03月08日
「2022春季生活闘争 政策・制度 要求実現3.7中央集会」を開催!
2022春季生活闘争のヤマ場に向けた回答引き出しの決意固めと、政策・制度の要求実現に向けてアピール!
がんばろう三唱で一致団結
 連合は3月7日(月)、2022春季生活闘争のヤマ場(3月15日~17日)に向けて回答引き出しの決意固め、および「働くことを軸とする安心社会」の実現に向けた政策・制度要求実現へのアピールを目的に「2022春季生活闘争 政策・制度 要求実現3.7中央集会」集会を開催しました。
 本集会は新型コロナウイルス感染防止のためオンライン開催となりましたが、全国で3,856名が参加し、回答引き出しに向けた熱い決意表明が行われました。
 
集会の動画はコチラ:
https://youtu.be/ciq6w-aWzNE
 
■主催者代表あいさつ
 芳野友子中央闘争委員長は、「2022春季生活闘争の要求集計では定昇維持を含む月例賃金改善を要求した組合数は昨年を超えており、平均賃金方式における賃上げ額および率についても昨年を上回っている。みなさまの力強い取り組みに感謝申し上げる。2014春季生活闘争以降、継続してきた賃上げの流れを絶対にここで止めてはならない」と述べ、「春季生活闘争と運動の両輪をなす政策・制度実現の取り組みも非常に重要。取り組みを強力に推進していかなければならない」と訴えました。
 そして、「私たち働く者の活力がなければ、そして『人への投資』がなければ、日本の危機を乗り越えることはできない。みんなで団結して2022春季生活闘争に立ち向かっていこう」と力強く決意を述べました。
 
■部門別共闘会議代表者による決意表明
 ヤマ場での回答引き出しに向けた決意を、5つの部門別共闘連絡会議の代表が述べました。
 
<金属共闘連絡会議>
 金子自動車総連会長は、「今後、物価上昇基調になったとしても、賃金上昇が伴わなければ、生活者にとって一番困るスタグフレーションとなることが懸念され始めている。本年はまさに産業の、日本の、そしてまじめに働く者、生活者にとって大変大きな岐路に立っていると言っても過言ではない。今次闘争を通じ、継続的な賃上げによる『人への投資』の獲得に徹底的にこだわっていく」と述べました。
 
<化学・食品・製造等共闘連絡会議>
 酒向JEC連合会長は、「我々の産業は中小で働く仲間も多く、産業によってはいまだにコロナ禍で、厳しい影響を受けている仲間もたくさんいる。2022春季生活闘争は、働く仲間の力を結集し、雇用の確保を大前提に、主体的に未来をつくっていくために人への投資を積極的に求める『未来づくり春闘』を展開している。現在、交渉は先行するところで2回目から3回目に入る段階。粘りに粘ってヤマ場に向けて、全力で交渉していく」と述べました。
 
<流通・サービス・金融共闘連絡会議>
 松浦UAゼンセン会長は、「連合の『未来づくり春闘』に共鳴した上で、今次闘争の意味合いは、この長く続いてきたコロナ禍からの脱却、コロナ禍からの復興に向けた闘争であると認識している。欧米ではきちんと賃上げが行われている。日本だけが賃金が上がっていないということはあってはならない。最後の最後まで粘り強く闘って、全体の消費の回復に我々もしっかりと貢献していく」と述べました。
 
<インフラ・公益共闘連絡会議>
 安藤情報労連中央執行委員長は、「私たちの仲間の中には、コロナ禍において、それぞれの職場の最前線で人々のくらしを懸命に支えてくれている方が多くいる。職場で働く仲間の思いを十分に込めて、私たちは要求書を提出した。ヤマ場に向けて要求に沿った回答を引き出すことをめざし、今戦っている。何としても、この交渉の成果を、この後に続く公務の皆さん、コロナ禍の影響を受けている多様な仲間も含め、労働組合のない職場で働く仲間にも波及させていかなければならない」と述べました。
 
<交通・運輸共闘連絡会議>
 木村私鉄総連中央執行委員長は、「職場では感染リスクを抱えながらも、日本経済を支えるエッセンシャルワーカーとして、その使命を着実に果たしている。本当に厳しいのは職場で懸命に働き続ける組合員とそれを支えている家族である。持続可能な交通・運輸・観光産業を確立していくため、そこで働く私たちに相応しい賃金と労働条件を何としても勝ち取らなければならない」と述べました。
 
■政策委員会委員長による決意表明
 運動の両輪として取り組む、政策・制度の要求実現に向けて、連合政策委員会の難波委員長(運輸労連中央執行委員長)は、「労働条件改善と政策・制度の実現は、2022春季生活闘争の両輪の活動である。長引くコロナ禍との闘いの中で、最も影響を受ける弱い立場の働く仲間の皆さんを支え、誰一人取り残されることなく、『働くことを軸とする安心社会-まもる・つなぐ・創り出す-』の実現をめざし、連合、構成組織、地方連合会が力を合わせて進めていく」と述べました。
 
■集会アピール案の提起・採択、がんばろう三唱
 久田中央闘争委員(電力総連執行委員)が提起した集会アピール宣言(案)を全員で採択しました。
 最後に、清水秀行中央闘争事務局長のリードに合わせ、「がんばろう三唱」を行い、集会を締めくくりました。
 
  • 主催者代表あいさつ(芳野友子 中央闘争委員長)
  • 決意表明(金属共闘連絡会議 金子晃浩自動車総連会長)
  • 決意表明(化学・食品・製造等共闘連絡会議 酒向清JEC連合会長)
  • 決意表明(流通・サービス・金融共闘連絡会議 松浦昭彦UAゼンセン会長)
  • 決意表明(インフラ・公益共闘連絡会議 安藤京一情報労連中央執行委員長)
  • 決意表明(交通・運輸共闘連絡会議 木村敬一私鉄総連中央執行委員長)
  • 決意表明(政策委員会委員長 難波淳介運輸労連中央執行委員長)
  • アピール(案)提起(久田恭子中央闘争委員(電力総連執行委員))
  • まとめ(清水秀行 中央闘争事務局長)