連合ニュース 2020年

 
2020年12月22日
西村大臣、田村大臣が感染拡大防止に向けた協力を労使団体に要請
テレビ会議の様子
 連合は、12月22日、田村厚生労働大臣、西村経済再生担当大臣より新型コロナウイルス感染症拡大防止に向けた要請を受けました。要請はテレビ会議で行われ、連合・神津会長のほか、経団連・古賀審議員会議長、日本商工会議所・三村会頭、経済同友会・市川副代表幹事、中小企業団体中央会・森会長が出席しました。
 
 両大臣は、「前向きな投資・経営判断と賃上げの流れの継続」、「分散出社やテレワーク、時差通勤の可能な限りの導入」、「職場における新型コロナウイルス感染症の拡大を防止するためのチェックリストの活用」について各団体へ要請し「今後も官民一体となり力を合わせて未曽有の事態に立ち向かっていきたい」と述べました。
 
 これを受けて神津会長は、次のように述べました。
 
〇両大臣の要請については、連合としてしっかりと受けとめ、組織の中で展開していく。テレワークや分散休暇の促進などを通じ、事業場から感染症クラスターが発生しないよう、労使でさらに取り組む必要があると認識している。厚生労働省より発出された「職場におけるチェックリスト」をさらに加工・補強し、より一層の感染拡大防止に努めていきたい。
 
〇足もとの状況を踏まえ、あらためて数点の事柄を申し上げたい。目下、最前線で懸命な努力を重ねている医療従事者・介護従事者へのサポートを目に見える形で強化し、提示・発信していただきたい。
 
〇また、年末年始を迎えるにあたっては、生活状況の厳しい方々が、様々なストレスや悩み、困難を抱え、助けを必要としている。支援が途切れることのないようにする必要がある。政府には、公的な相談窓口の開設・拡充はもとより、福祉事業団体やNPOとの連携強化を求める。自死という最悪のケースを生じさせない取り組みを切望する。
 
○これらの点や、この数年来の雇用の場の確保を含めて、地方への財源投入は極めて重要だ。そして、この好循環の経済好循環に向けた流れを断ち切ってはならない。雇用と生活の不安解消が最大の経済対策であり、今後とも政労使での認識共有の場づくりを求めておきたい。
 
 以 上
  両大臣の発言要旨
 
<西村経済再生担当大臣>
○政府としても、新たな経済対策を含め、経済回復に向け全力で取り組んでいる。まずは、足元のコロナの感染拡大を抑え込むことが最大の課題。年末年始の期間における感染拡大防止の取り組みを集中的に実施し、出来るだけ早く感染拡大を抑え込むことが、経済へのダメージを小さくすることにつながる。
○飲み会の延期・中止を含め、今一度、若い世代を含め感染拡大の徹底の呼び掛けをお願いしたい。特に、増加傾向が顕著となっているのは首都圏。今週から集中的な取り組みを進め、感染拡大を抑え込まなければならない。
○年末年始については、新年会の中止、帰省の慎重な検討が専門家の強い意見だ。年末から1月11日までの間、新年会などの飲み会、年末年始のイベント行事をできるだけ控えてもらいたい。初詣、賀詞交歓会等において、体調が悪い人は参加しない、他の人との距離を保ち、マスクを必ず着用するなど、人と人との接触を減らし、この間の感染拡大防止の対応を徹底することができれば、抑制は十分可能だ。
○新たな日常の象徴としては、あらためてテレワークの取組の徹底をお願いしたい。
○今回の経済対策でも、地方におけるテレワーク拠点整備の促進のための交付金等の支援策を盛り込んだ。政府としても積極的に支援していくので、取組み強化をお願いしたい。
○業種別ガイドラインの遵守、年末年始の休暇の分散、時差出勤の促進についても、改めて徹底をお願いする。
○雇用維持と事業継続のため、雇用調整助成金の特例の延長や、実質無利子・無担保融資の延長などの施策も盛り込んだ。また、時短の協力要請推進枠の追加のための地方創生臨時交付金を1.5兆円増額する。さらに、未来に向けてデジタル、グリーンをはじめ成長分野に投資を呼び込み、成長力を強化していくための支援措置も用意している。皆様の前向きな投資を全面的に後押ししていきたいと思うので、是非、果断な経営判断をお願いしたい。
○早期に民需主導の成長軌道に回復させていくため、賃上げの流れの継続を含め、引き続き、皆様の御理解・御協力をお願いしたい。
 
 
<田村厚労大臣>
〇直近の新規感染者数は過去最多の水準となっており、このままの状況が続けば医療提供体制と公衆衛生体制に重大な影響を生じるおそれがある。
〇政府としては、こうした状況の中、年末年始を集中的に対応していくために、時間短縮の延長やGoToの一時停止を決定した。
〇職場における感染予防や健康管理の徹底については、11月末に冬場を迎えるに当たって、再度、労使団体の皆様に対し、感染拡大防止の周知のお願いをしたが、この年末年始、1月の第一週までにおいては、業態、業種などそれぞれの実情に応じた工夫をしていただきながら、再度、分散休暇の取得やテレワーク、時差出勤の促進についてご協力をお願いしたい。
〇その際、必要なポイント等をまとめたリーフレットも作成しているので、ぜひご活用いただき、テレワークの積極的な導入・実施をお願いする。
○職場での感染予防の取組を労使協力の下、対策の徹底をお願いしたい。その際、厚生労働省で作成している「職場における新型コロナウイルス感染症の拡大を防止するためのチェックリスト」も是非活用いただければと思う。