連合ニュース 2020年

 
2020年06月18日
第9回中央執行委員会で立憲民主党・国民民主党 両党代表が挨拶
会場風景
 6月18日、連合 第9回中央執行委員会に、立憲民主党から枝野幸男代表・福山哲郎幹事長、国民民主党から玉木雄一郎代表・平野博文幹事長が出席し、両代表からそれぞれご挨拶を受けました。
 本件は、連合からの「新型コロナ禍を社会改革の契機としていかなくてはならない」との問題提起に対し、両党からそれに応えていただいたものとなります。
 以下、その要旨(抜粋)をお知らせします。
 
<連合 神津会長>
 国会閉会のこのタイミングで両党代表・幹事長にお越しいただいた。それぞれご挨拶をいただく前段で、思うところを2点申し上げたい。
 1点目は連合としての課題認識。新型コロナウイルスの巻き起こしているインパクトをどうとらえるか。私たちは今回の機会を、雇用・生活・経済そもそもの見直しにつなげるための重要な問題提起を受けていると捉え、これを「社会改革の契機」としていかなければならないと考えている。そもそも私たちの運動理念である「働くことを軸とする安心社会」が実現されていれば、わが国はここまでジタバタすることはなかったのではないか、迫りくる雇用の危機におののくことはなかったのではないかという思いである。そのような問題意識のもと、この秋に向けて私たちの考え方を取りまとめ内外に発信していく。
 2点目は両党への期待。今回のコロナ禍で露わになったことは、民主党政権が掲げていた包摂やセーフティネットがしっかりしていれば、このような事態にはならなかったということ。民主党政権の理念は「人間中心」という考え方がその軸になっていた。本日お越しいただいた方々を筆頭に現在の両党を支えている方々は、当時の「人間中心」や「包摂」など、太い幹となる考え方や重要な理念がしっかりと継承されている方々だと思う。そのことをぜひ浮き彫りにして欲しい。それらは、政党の枠を越えてなお相呼応するものがあるはずであり、政権選択選挙である次期衆議院選挙の枠組みにも必ず生きてくるものと考える。
 
<立憲民主党 枝野代表>
 新型コロナ感染症の影響により厳しい状況が続いていることにお見舞い申し上げる。また、この間の時宜を得た要請等、連合の各種活動に感謝と敬意を表する。
 コロナ禍が社会改革の契機であることはまったく同感。私どもも、幹となる理念をコロナ禍を踏まえてさらにブラシュアップし、現在の政権に変わりうるめざすべき社会を示し、そのことを通じて社会改革を進めていく所存である。神津会長・相原事務局長からも連合の取り組みの方向性が示されており、この間、党内でもそのことを共有してきた。こうした流れも踏まえて、先日、政権構想の私案として「命と暮らしを守る」と銘打ち、ポストコロナ社会のあり方を議論のスタートラインとして示させてもらった。今後、党内外で議論を進めていくが、連合とも連携を深めながら次の時代の姿を示していきたい。
 新型コロナウイルス感染症のもとで安倍政権の限界と問題点がさらに露呈された。新自由主義的な小さな政府の幻想が時代遅れであることが明白になった。早ければこの秋にも総選挙だと言われている。次の総選挙で政権を変えるために、連合の皆さんに一体となっていただける構造を、私どもがしっかりと作っていかなければならない。この総選挙と2年後の参議院選挙において、連合の皆さんに一体となってご支援いただき、さらには幅広い無党派市民の皆さんにご期待いただけるような環境を整えていくことに、全力を尽くすことをお約束申し上げる。
 
<国民民主党 玉木代表>
 日頃からのご支援に感謝申し上げる。今国会はコロナ対策一色であった。今回ほど雇用や所得にインパクトがあり、正面から捉えなければならないことはかつてなかった。この間、皆さんからの声が政策となり、実現につながったことに対して、改めて感謝を申し上げたい。
 そして、神津会長からの呼びかけにあった通り、私たちもコロナ禍を経た社会や国家のあり方を構想していかなければならないと思っている。新しいことをゼロからやるのではなく、本来やるべきことがやれていなかったことで様々な問題が顕在化した。そのことを突き付けられたのが今回のコロナ禍である。改めて私たちが訴えてきたこと、そしてめざすべき社会のあり方を踏まえて、新しい政策体系としてまとめていかなければならない。
 枝野代表の私案は、私たちが発表した内容(グローバリズム・東京一極集中・富の偏在の三つのバランス感覚を取り戻す)ともかなり共通している。これを政策議論の柱として次の社会のあり方をまとめあげることで、現政権に変わる大きな対抗軸になりうる。国民の皆さんが安心し幸せを感じることのできる社会を、立憲民主党と連合と一緒に築き上げてまいりたい。
 
以 上
  • 立憲民主党・枝野幸男代表挨拶
  • 国民民主党・玉木雄一郎代表挨拶