連合ニュース 2020年

 
2020年06月01日
日本医師会との意見交換を実施!
―新型コロナウイルス感染症の収束に向けて―
意見交換会の様子
 連合は、5月29日、日本医師会とオンラインによる意見交換会を実施しました。
 
 冒頭、連合・神津会長、日本医師会・横倉会長それぞれより以下のとおり挨拶があり、その後、①新型コロナウイルス感染症対応について、②医師の働き方改革について、意見交換しました。
 新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止が経済回復にも重要であるという認識を共有し、同感染症の収束に向けて、引き続き、意見交換していくことを確認しました。
 
【連合・神津会長の挨拶要旨】
 足もとの新型コロナウイルス感染症との闘いに大変ご尽力いただいている皆さんに敬意を表する。国民がこれほどまでに医療の問題に強い関心、期待を寄せたことはかつてなかったのではないか。
 一方では、様々な情報が氾濫している状況で、透明性が重要だとあらためて痛感している。また、国民の不安解消と次の感染リスクに備える意味でも、PCR検査、抗原検査等の徹底と病床や施設の確保が不可欠だと認識している。
 今の危機を乗り越えることはもちろんであるが、様々明るみになったことをとらえて日本社会のチャンスに切り替えていくことも非常に重要である。
 私たち連合は、医療従事者=働く者としての立場とともに、患者の立場、被保険者の立場でもある。複数の顔を持つ存在として積極的に議論に参画していきたい。
 
【日本医師会・横倉会長の挨拶要旨】
 4月7日に政府が発令した緊急事態宣言は、日本人の生活様式の行動変容に多大な影響を与えた。5月25日に緊急事態宣言は解除されたが、東京、福岡でまた新たなクラスターが発生している状況である。引き続き、密閉、密集、密接のいわゆる3つの密を避ける意味では、在宅でのテレワーク等も推奨されているが、今後も「新型コロナウイルス感染症対策の基本的対処方針」に基づき、段階的に社会経済活動を引き上げていくことが重要だと考えている。
 連合は、みんなが安心して暮らし働くためには、社会が平和で安定していることが大前提であるとし、新型コロナウイルス感染症への対応として労働相談や雇用調整助成金に関する情報提供、また働く人たちに対する健康管理に関する政府への協力に取り組まれている。また、新型コロナウイルス感染症に立ち向かう医療従事者への正しい理解と行動を促す啓発についても取り組まれており、連合の医療従事者へのご支援に感謝申し上げる。
 本日は、「新型コロナウイルス感染症対応について」を議題に掲げている。この感染症により、雇用環境が大幅に悪化をしており、不安やストレスを感じる方も多い。これからは、働く人とその家族のメンタルヘルス対策が重要になると考えている。このような状況で、連合と日本医師会が、どのように連携をして対応していくのか、意見交換していきたい。私たちの連携は、連合がビジョンに掲げる「働くことを軸とする安心社会―まもる・つなぐ・創り出す」の実現につながり、また働く人とその家族を守るため、ひいては日本をこの危機から救うために重要である。
 また、もう1つの議題は、「医師の働き方改革について」である。日本医師会は、医師の働き方について、医師の健康への配慮と地域医療の継続性の両立という観点が重要だと考えている。現在、昨年3月にとりまとめられた「医師の働き方改革に関する検討会」の報告書を受けて、「医師の働き方の推進に関する検討会」で引き続き具体的な検討を行っている。同検討会の構成員には、連合からは仁平総合政策推進局長が、日本医師会からは今村副会長、城守常任理事が参画している。今後、検討のとりまとめに向けて、引き続き連合と議論していくことが、今後の医師の働き方のために重要である。
 本日の意見交換会を通じて、検討がよりよい方向になるように、また、今後の連合と日本医師会との連携に資することを期待している。
以上