連合ニュース 2020年

 
2020年04月20日
感染拡大防止のための行動変容などを呼びかけ ―連合・神津会長と経団連・中西会長によるWEB会談を実施―
WEB会談の模様
連合・神津会長と経団連・中西会長は、4月20日午後、WEBを活用した15分間の会談を行いました。これは、新型コロナウイルス感染症に関する「緊急事態宣言」を重く受け止め、感染拡大防止に向けて、労使が一致協力して行動変容を促すメッセージを広く発信することを目的にしたものです。
 
冒頭、中西会長から経団連として以下の認識が示されました。
〇今は「全国規模での感染拡大防止」に向けた重大な局面であり、労使で意識を合わせて、企業と働き手の行動変容を働きかけていきたい。
〇経済界・企業経営者は、事業の継続と雇用の維持・確保に全力で取り組むことが重要。現在本格化している採用活動においても、できる限りの配慮が必要。
〇「感染拡大防止」の観点からは、在宅勤務やテレワーク等を一層促進するなど、仕事における「3密(密閉・密集・密接)」の回避が不可欠。
〇働き手には、テレワーク等によるオフィス外の環境の下、働くモチベーションの維持とともに、手洗いやマスク着用など日常生活での感染拡大防止に向けた行動を期待。
〇経団連は、マスクをはじめとした医療物資・機器の生産協力など、幅広い活動を会員企業等に働きかけ。「新型コロナウイルス会議」を立ち上げ、取組みを強化。
 
続いて、神津会長から大きく4点のメッセージが述べられました。
〇「全国での感染拡大防止」が最優先課題。「緊急事態宣言」を重く受け止め、徹底的に3密を回避し、事態の早期収束をはかる。とりわけ医療提供体制が脆弱な地域社会および地域経済を守ることが重要。地域の労使団体も対話を行い、地域での取り組みを強化して欲しい。
〇経団連の「事業の継続と雇用の維持に全力で取り組む」とのメッセージはきわめて重要である。その上で、各企業においては、①社会を支えている「エッセンシャルワーカー」の感染防止、過重労働防止、安全衛生に万全を期していただきたい。②中小・零細企業を含めた、働く者の雇用の維持に向けて、最大限、努力いただきたく、サプライチェーンへの展開・徹底をお願いしたい。
〇産業の特性によって、働く環境は異なるが、お互いの置かれた環境を想い合い、支え合うことが必要。日常生活における「3密」回避もその一つの現れ。私たちの立場からも、改めて呼びかけたい。
〇経済・社会活動は、パート、契約社員、派遣労働者、フリーランスなども含めた多様な働き手によって支えられている。どのような働き方でも、安全衛生はもとより、セーフティネットでカバーされることが重要である。
 
さらに、中西会長からは、今後の取り組みとして2点述べられました。
〇わが国はこれまでも、国難ともいうべき様々な困難を労使で懸命に乗り越えてきた実績がある。今回も労使が一致協力して行動の変容に取り組むことで、この世界的困難の克服につなげる必要。
〇問題の長期化を見据えつつ、その後の新しい経済の形や働き方を考えていく契機と捉え、日本全体でさらなるデジタル化などSociety 5.0の実現に向けた取組みを労使で力を合わせて加速させていきたい。
 
最後に、神津会長が、「経団連・連合双方が今回のメッセージを、サプライチェーンの隅々へ、そして多様な働き手へ届かせるべく、そのための環境整備に引き続き努力を続けていくことを確認したい。その積み重ねの上に立って政策当局に諸対策の実行を求めていくことが必要。また、早期収束を願うが、必要に応じて適宜、意見交換の場を持たせていただきたい」述べて、会談を締めくくりました。
以上
  • メッセージを発信する神津会長