連合ニュース 2020年

 
2020年02月05日
2020春季生活闘争「闘争開始宣言2.3中央総決起集会」を開催
初の2会場同時開催で「みんなの春闘」に向けた思いを結集
2つの会場の参加者ががんばろう三唱で一致団結
連合は2月3日、2020春季生活闘争の開始を広くアピールするため、「闘争開始宣言2.3中央総決起集会」を開催しました。すべての働く人のための春季生活闘争「みんなの春闘」に向けて取り組みの意思を固めるため、パート・有期・派遣で働く仲間、いわゆる”ギグワーカー”、障がい者、外国人労働者、これから社会に出て働く学生など多様性あふれる方々が参加した「連合本部会場」でのトークライブと、主に連合組合員が参加する「よみうりホール」会場での決起集会を同時並行で開催し、随時、両会場の様子を相互に中継しながら進行しました。連合本部会場の参加者は100名、よみうりホール会場には1,050名が結集し、総勢1,145名の集会となりました。
※ギグワーカー:主に企業などに雇用されず、オンライン上で単発の仕事を請け負う働き方をする人を意味する

■主催者代表あいさつ
神津中央闘争委員長(連合会長)は冒頭、「2020春季生活闘争は分配構造の転換につながり得る賃上げに取り組み、組織内だけでなくすべての働く者のための春季生活闘争としなければならない」と宣言した上で、連合本部会場で同時刻に開催中のイベントと中継をつなぎ、多様性あふれる方々と連帯して取り組む「みんなの春闘」であることを両会場で共有しました。その上で神津中央闘争委員長は、今次闘争方針にて示した「底上げ」「底支え」「格差是正」の取り組みの意義に触れつつ、集団的労使関係の輪を広げていくことの必要性を述べました。

■決意表明
労働条件・中小労働委員会 野中委員長(電機連合中央執行委員長)
「分配構造の転換につながり得る賃上げに取り組むことによって、すべての働く者の労働条件改善を実現していく。個人消費を中心とした内需拡大による経済の自律的成長と、安定した財源確保による社会制度の持続性を実現する。持続可能な社会の構築には社会全体の生産性向上が欠かせない。成長の原動力は『人』である。人を活かし、人が活きる社会としていくためには、すべての働く者の『働くことの尊厳』を守り、『豊かに働く』ことのできる環境が不可欠だ」と力強く述べました。

労働法制委員会 増田委員長(JP労組中央執行委員長)
「『同一労働同一賃金』の法整備が4月に施行される。雇用形態間の不合理な格差の解消に向け、着実に取り組みを進める。また時間外労働の上限規制は単なる上限設定に終始するのではなく、業務量・人員体制の見直しや商慣行の見直しも含めた、長時間労働是正のための一体的取り組みとする必要があるさらに 今回の春季生活闘争方針では、高齢者雇用に関する項目を掲げた。働くことを選択した労働者が安心して働けるように安全衛生をはじめ、労働条件を見直すことが必要。日々刻々と変化する環境に対して、安心して働くことのできるルールをつくり、職場に定着させることを連合全体の取り組みとする」との決意を述べました。

■「みんなの春闘」に向けた訴え
JAM 扶桑工業労働組合 清水執行委員長
「残業をしないと十分な賃金を得られない状況もあり、本来の意味での働き方改革が進まない。昨年は優秀な人材を確保するためにも残業しなくても安心して働ける賃上げが必要だということを粘り強く経営側へ主張し、賃上げを獲得した。今年もまず自組織内の格差是正に向けて取り組む」と決意を述べました。

UAゼンセン ヨークマート労働組合 細谷中央執行委員長
「深刻な人手不足によって、長時間労働や休日のとりづらさが顕著になっている。働き方の見直しとして、年間120日の休日取得を求めて交渉を進めていく。また、60歳以降の賃金を現役時代と同じ体系とすることも引き続き要求する」との決意を述べました。

車 世栄 さん(学生)
現役高校生である車さんは教育の観点から「学生にとって、働き方改革、LGBT、主権者教育など、社会に出るために必要な教育が不十分である現状を訴え、これを変えていきたい」と発言されました。また、高校生だからという理由だけで時給を下げられたという友人の経験を紹介しながら、「同一労働同一賃金」の観点での労働組合の取り組みへの期待を表明されました。

スニル・ガレーさん(外国人労働者)
ブータン出身で来日して約2年になるスニルさんは、日本は始業時間を厳格に守る一方で終業時間にルーズで残業があたりまえであることの違和感を訴えつつ、職場では残業を労働者の裁量に委ねるようなあいまいな指示が横行していて、職場の正社員がフラフラになって働き続ける姿がみられることを報告しました。その上で、日本の労働者保護ルールを良く知らない外国人労働力の濫用は大きな問題だと指摘しました。 

■闘争開始宣言(案)提起
榎原中央闘争委員(航空連合中央執行委員)が闘争開始宣言(案)を提起し、満場の拍手で採択されました。
※本文はページ下部の添付ファイルを参照ください。

■がんばろう三唱
連合本部とよみうりホールを中継でつなぎ、逢見中央闘争委員長代行(連合会長代行)の発声による2会場合同でのがんばろう三唱で集会を締めくくりました。

 

 
  • よみうりホール会場には連合組合員約1,000名が集い、闘争開始に向けた意思を結集
  • 連合本部会場には多様性あふれる参加者約100名が集い、トークライブを開催
  • 神津中央闘争委員長による主催者代表あいさつ(よみうりホール会場)
  • 野中労働条件・中小労働委員会委員長による決意表明(よみうりホール会場)
  • 増田労働法制委員会委員長による決意表明(よみうりホール会場)
  • JAM扶桑工業労働組合 清水執行委員長からの訴え(よみうりホール会場)
  • UAゼンセンヨークマート労働組合細谷中央執行委員長からの訴え(よみうりホール会場)
  • 高校生の立場から主権者教育と同一労働同一賃金の重要性を訴える車さん(連合本部会場)
  • 在日ブータン人労働者の立場から、日本の労働時間管理の問題点を訴えるスニルさん(連合本部会場)
  • 榎原中央闘争委員から闘争開始宣言(案)が提起され、満場一致で確認(よみうりホール会場)
  • 逢見中央闘争委員長代行による発声でがんばろう三唱
  • 連合本部会場とよみうりホール会場が思いを合わせた