連合ニュース 2019年

 
2019年12月03日
第81回中央委員会を開催
第81回中央委員会を開催
 連合は12月3日、千葉県浦安市内で第81回中央委員会を開催し、役員・中央委員・傍聴者などをあわせて約300名が出席しました。

 冒頭挨拶
の中で神津会長は、この間の台風や豪雨による災害に対して連合全体で取り組んだボランティアやカンパなどの救援活動について触れたうえで、組合員をはじめとする多くの協力に謝意を表明するとともに、引き続き、一日も早い復旧・復興に向けて、連合全体で支えていくことを改めて確認しておきたい、と述べました。

 2020春季生活闘争については、「この方針案が掲げるのは、『分配構造の転換につながり得る賃上げ』である。65年にわたる私たちの春季生活闘争の歴史において、過去の枠組みのみにとらわれることなく、新たな運動を展開していくことが求められている」「この6年間、私たち連合が、思いを一つにして、それぞれの交渉努力の集積として実現してきた賃上げの流れを決して止めてはならない。むしろ、組織の内外に賃上げのうねりを広げ、社会全体のものとしていくことが重要である。労働組合の有無にかかわらず、一人ひとりの働きの価値が重視され、その価値に見合った処遇が担保されなければならない」「私たちは『生産性三原則』、すなわち①雇用の維持・拡大、②労使の協力と協議、③成果の公正な分配、がいかに重要な概念であるかを知っている。働く者の生活を向上させ戦後の経済を浮揚させてきたのは、そのことを多くの労使が共有してきたからだ。しかしそれはまだ残念ながら世の中の一部にとどまっている。『生産性三原則』の価値に対する認識を日本全体に拡げていかなければならない。その際、『賃上げ』も『働き方改革』も、不合理な『取引慣行』の是正がカギとなることを強調しておきたい」「月例賃金にこだわり、賃上げの流れを継続・定着させることに加え、中小組合や有期・短時間・契約等で働く方々の賃金の『格差是正』の取り組みの実効性を高めるためにも、働きの価値に見合った賃金の絶対額にこだわって取り組んでいきたい」と訴えました。

 また、11月29日に行われた安倍総理大臣との会談について、総理に対し「桜を見る会」などの問題で国民の疑惑が高まっている状況をふまえ、国民に向けて明快な説明を求めたことを報告しました。そのうえで、働く者をめぐる課題認識や、連合ビジョン、社会保障・教育・税制に関する政策構想、ILOへの対応などをテーマに意見交換する中で、特に、「賃上げが世の中全体に波及していない。働き方改革も『仏つくって魂入れず』になりかねない。打開していくためには労使コミュニケーションと取引慣行の是正が大きなカギを握っている」と強調してきたことについても共有しました。

 最後に、先日来日したローマ教皇が、核兵器の廃絶と平和な世界の実現に向けて、すべての人が一致団結するようメッセージを発したことに触れたうえで、連合、原水禁、KAKKINの3団体で取り組む「核兵器廃絶1000万署名」への協力を改めて強く呼び掛けました。


  【神津会長挨拶(全文)はこちら】

 活動報告では、「一般活動報告」「台風19号災害関係について」「ゆにふぁん関係について」が確認されました。

 協議事項では、次の3つの議案が確認されました。
  第1号議案:2020春季生活闘争方針(案)
  第2号議案:2020~2021年度統制委員会委員の選出について(案)
  第3号議案:全銀連合からの連合会費減免申請の取り扱いについて(案)

 最後に、川本会長代行によるガンバロー三唱を行い、閉会しました。

 
以 上
  • 議長団の八角慎一中央委員(自動車総連)[左]と髙梨真貴子中央委員(情報労連)[右]
  • 挨拶をする神津会長
  • 一般活動報告をする相原事務局長
  • 川本会長代行による「ガンバロー三唱」
関連情報