連合ニュース 2019年

 
2019年03月13日
「2019春季生活闘争 3.8国際女性デー 全国統一行動 街宣行動・中央集会」を開催
     ~職場のハラスメントをなくして、男女平等を実現しよう~
 連合は、2019年3月8日(金)、連合東京との共催で「2019春季生活闘争 3.8国際女性デー 全国統一行動 街宣行動・中央集会」を開催しました。
 有楽町マリオン前で行った街宣行動には計130名(女性89名・男性41名)が参加しました。女性の尊厳・人権の確保を表すバラ、ティッシュを各構成組織、連合東京の参加者が配布する中、芳野副会長と女性中央執行委員、連合東京女性委員によるリレートークを行い、3.8国際女性デーの意義や春季生活闘争の取り組み、男女間賃金格差やハラスメントなどの課題に関して訴えを行いました。
 よみうりホールで行った中央集会には計830名(女性464名・男性365名・その他1名)が参加しました(総合司会:小山 牧子 連合東京女性委員会副委員長)。
 主催者挨拶で、神津会長は、ハラスメントや暴力をめぐる現状に触れ、本年6月のILO総会で採択される予定の条約について、「日本政府に支持と批准を求めていきたい」とし、同時に、今国会で審議される予定の法案について、「より実効性のある対策につなげていただきたい」と連合組織内女性国会議員に期待を寄せました。また、2019春季生活闘争の男女平等の課題である「男女間賃金格差の是正」に向けて、「男女別の賃金実態の把握と原因の分析など、『見える化』をはかり、格差是正に積極的な取り組みをお願いしたい」と呼びかけました。さらに、連合「第4次男女平等参画推進計画」の目標達成と、とりわけ政治分野における女性参画の重要性を強調し、「統一地方選挙・参議院選挙において、働く者の代表はもとより、推薦する女性候補者が一人でも多く当選するよう、連合としても汗をかきたい」と述べました。最後に、「次の時代こそ、ハラスメントや暴力のない、男女平等社会を実現しなければならない。皆さん一人ひとりが原動力。ともにがんばろう」と訴えました。
 
 続いて、来賓としてご出席いただいた、連合組織内女性国会議員である相原久美子参議院議員、神本美恵子参議院議員、吉川沙織参議院議員をご紹介しました。

 特別提起では、「男女平等課題に関する国内外の動向について」と題して、国際人権NGOであるヒューマン・ライツ・ウォッチの土井香苗日本代表より、職場における暴力とハラスメントに関して拘束力を持つ国際的基準を設けるべき理由や、その基準となる定義、適用範囲などについて課題提起が行われました。2020年に東京オリンピック・パラリンピックを控える中、土井日本代表は「特にセクシュアル・ハラスメントに対するゼロトレランス(非寛容=毅然とした対応)は世界的なメインストリーム。一方、日本には禁止規定がなく、被害者救済の仕組みも乏しい。しかし時間は残されており、これからの動きによって評価される五輪とするためにも、国内法の整備等を進めることに尽力したいし、連合に協力したい」と述べました。
 
 基調提起「連合2019春季生活闘争方針における男女平等課題の取り組みについて」では、井上総合男女・雇用平等局長より、男女間賃金格差の是正や男女平等の推進などの取り組みのポイント、連合「第4次男女平等参画推進計画」の概要や進捗状況等について説明しました。また、ハラスメント対策に係るILO総会ならびに労働政策審議会での議論経過やこの間の連合の対応、残された課題に触れた上で、PSI(国際公務労連)が作成したDVキャンペーン・キットの紹介を行いました。
 
 男女平等課題の取り組みに向けた好事例発表では、「UAゼンセンにおける男女間賃金格差是正に向けた取り組み」として、濵﨑 香 UAゼンセン男女共同参画局より、UAゼンセンが作成した「男女間賃金格差是正に向けた取り組みの手引き」および「賃金プロット図作成用ファイル」の内容と、それらを活用した取り組み状況等について報告が行われました。
 また、「NSWにおけるDV被害者に関する取り組み」として、古川 由香 連合東京女性委員会委員長より、連合東京が定期交流しているオーストラリアUnions NSWを訪問し、ヒアリングを行った、DV被害者に対する10日間の有給休暇の導入に向けた取り組みについて報告が行われました。
 
 その後、ITUC「STOP!仕事におけるジェンダーに基づいた暴力」キャンペーンと連合結成30周年を兼ねて会場全体での写真撮影を行いました。
 
 連合東京女性委員会の廣瀬明奈幹事よりアピール(案)を提案し、採択した後、閉会にあたり、連合東京の岡田会長は、「2020年は東京オリンピック・パラリンピック。連合東京は、2019年を『働き方改革元年』と位置づけている。世界に誇れる働き方を発信できるよう、連合が先頭となって取り組みを進めていきたい」と挨拶しました。
 
以 上
  • 街宣行動
  • 神津里季生 連合会長
  • 土井香苗 ヒューマン・ライツ・ウォッチ日本代表
  • 井上久美枝 連合総合男女・雇用平等局長
  • 濵﨑香 UAゼンセン男女共同参画局
  • 古川由香 連合東京女性委員会委員長
  • 岡田啓 連合東京会長
  • ITUCキャンペーン