連合ニュース 2019年

 
2019年03月05日
2019春季生活闘争 政策・制度 要求実現3.4中央集会を開催!
 連合は3月4日(月)、2019春季生活闘争の最初のヤマ場である3月13日(水)に向け「2019春季生活闘争 政策・制度 要求実現3.4中央集会」を文京シビックホールで開催しました。集会には構成組織や地方連合会などから1,554人が集まりました。ホールでは、次の通り、熱い決意表明が行われました。

 冒頭、神津中央闘争委員長(連合会長)が「2019春季生活闘争も最初のヤマ場を迎えた。現時点の要求状況では、要求のすそ野が広がっていること、中小組合の賃上げ要求額が大手組合を上回っていること、『上げ幅』だけでなく『賃金水準』にこだわった要求が行われていることなど、元気の出る内容だ」と訴えました。「経営側は先行きの不透明感や産業・企業の置かれている状況を鑑みて慎重になっているが、これまでデフレ脱却に向けて労使で積み上げてきたものを水泡に帰すことがないよう、賃上げの継続が必要である。今こそブレイクスルー!ともに頑張りましょう!」と主催者を代表して決意を表明しました。
 
 次に、5つの部門別共闘連絡会議の代表者からそれぞれ決意表明がありました。
【金属共闘連絡会議 髙倉代表(自動車総連会長)】
 「現下の日本経済は戦後最長の好景気となっているが、働く者にその実感がない。経営側は先行き不透明という理由で賃上げに慎重な姿勢だが、先行きが不透明だからこそ『人への投資』が企業・産業の発展成長に寄与するんだということを我々は訴えていきたい」

【化学・食品・製造等共闘連絡会議 平川代表(JEC連合会長)】
 「化学・食品・製造等共闘連絡会議は多岐にわたる分野で働く者の集まりであり、構成組織の傘下には中小組合も多い。『上げ幅』の追求も大切だが、賃金の実態を把握し『賃金水準』を追求する闘争を展開していきたい。また、人手不足の解消に向けて賃上げのみならず働き方の見直しもあわせて取り組んでいく」

【流通・サービス・金融共闘連絡会議 松浦代表(UAゼンセン会長)】
 「これまでの春季生活闘争で賃上げの成果を勝ち取ってきたが、実質賃金は上昇しておらず、まだまだ賃上げの高さが足りないと感じている。通商問題などもあるが、内需を守るためには実質賃金を守る必要がある。最後の最後まで回答を引き出せるよう賃上げを追求していきたい」

【インフラ・公益共闘連絡会議 増田代表(JP労組委員長)】
 「インフラ・公益共闘連絡会議にはインフラ事業など民間で働く仲間だけでなく、公務で働く仲間も多く結集している。労使交渉で決定した労働条件を、非正規の仲間や未組織の人たちだけでなく、人事院・人事委員会勧告を通じて公務で働く仲間へも波及させていきたい」

【交通・運輸共闘連絡会議 難波代表(運輸労連委員長)】
 「交通・運輸の職場には安全・安心・安定・信頼が不可欠であり、そのためには人材が必要である。現在、職場は慢性的な人手不足だが、人材の確保・定着と将来を展望できる職場づくりに向けて、月例賃金の引き上げと働き方の見直しを同時に推し進めていきたい」

 さらに、連合の重点政策実現に向けて政策委員会委員長の野田情報労連委員長が「政策・制度と運動は両輪で進めていなかければならない。賃金をはじめとした労働条件の向上には幅広い運動を展開していく必要がある。今国会の動きを見ると、保育や介護の現場で働く者の処遇改善などの予算が不十分だ。また、税制改正関連法案は社会保障制度の改革に向けた抜本的な議論がなされていない。連合が先頭に立ち、連合フォーラム議員と連携しながら一強体制に対抗していきたい。そのためにも組合員からの社会的アプローチが必要であり、積極的な参画を要請したい」と述べました。

 松尾中央闘争委員が提起した「アピール案」が満場の拍手で確認され、最後は相原中央闘争事務局長(連合事務局長)のがんばろう三唱で集会を締めくくりました。
 
 


2019春季生活闘争 政策・制度 要求実現3.4中央集会アピール

 
 われわれは、本集会において「今こそブレイクスルー!すべての労働者の処遇改善と働き方の見直し!」のスローガンのもと、2019春季生活闘争を粘り強く闘い抜く決意を改めて確認した。
 
 現在、すべての組合は、月例賃金にこだわり、自らのめざす「賃金水準」の獲得にむけて、精力的に交渉を進めている。
 特に、日本経済の屋台骨である中小企業で働く労働者、雇用労働者の約4割を占めるいわゆる非正規労働者の処遇改善は、日本経済を自律的に成長させるためにも不可欠である。企業規模や雇用形態の違いにかかわらず、それぞれの「働きの価値に見合った水準」をめざし、何としても、「底上げ・底支え」「格差是正」を実現していかなければならない。
 同時に、改正労働基準法の施行を目前に控えた今、法令遵守はもとより、長時間労働の是正、同じ職場で働くすべての労働者の雇用安定と均等・均衡待遇の実現に向けて、職場を熟知する労使が知恵を絞り、健全で安全で働きがいのある職場を実現していく。
 そのためにも、働き方も含めた「サプライチェーン全体で生み出した付加価値の適正分配」に取り組み、「取引の適正化」を社会全体の大きなうねりにしていく。
 
 さらに、働く者の「総合生活改善」のためには、働く者・生活者の立場で政策実現に全力で取り組む必要がある。すべての世代が安心できる社会保障制度の確立など社会保障と税の一体改革をはじめ、重要政策課題は山積している。春季生活闘争と「運動の両輪」である「政策・制度実現の取り組み」を「連合フォーラム」議員と連携し、課題解決に向けて総力を挙げた運動を展開する。

 2019春季生活闘争は最初のヤマ場を迎える。労使は社会的責任を果たすため、いよいよ答えを出す時である。すべての働く者の「底上げ・底支え」「格差是正」の実現こそが、日本社会の持続性を確保するための原動力である。組織の総力を結集し、最後の最後まで、ともに闘おう!
 
 
2019年3月4日
連合「2019春季生活闘争 政策・制度 要求実現3.4中央集会」
  • 主催者として決意表明する神津中央闘争委員長(連合会長)
  • 金属共闘連絡会議 髙倉代表(自動車総連会長)
  • 化学・食品・製造等共闘連絡会議 平川代表(JEC連合会長)
  • 流通・サービス・金融共闘連絡会議 松浦代表(UAゼンセン会長)
  • インフラ・公益共闘連絡会議 増田代表(JP労組委員長)
  • 交通・運輸共闘連絡会議 難波代表(運輸労連委員長)
  • 政策委員会 野田委員長(情報労連委員長)
  • 集会アピールを提起する松尾中央闘争委員(運輸労連中央執行委員)
  • 相原中央闘争事務局長による「がんばろう三唱」
  • 会場の「がんばろう三唱」
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