連合ニュース 2018年

 
2018年03月06日
2018春季生活闘争 政策・制度 要求実現3.5中央集会を開催!
約1,200人が集結した本集会の様子
 連合は3月5日(月)、2018春季生活闘争の最初のヤマ場である3月14日(水)に向け「2018春季生活闘争 政策・制度 要求実現3.5中央集会」を後楽園ホールで開催しました。集会には構成組織や地方連合会、連合フォーラム議員、マスコミなど約1,200人が集まりました。リングの上では、次の通り、熱い決意表明が行われました。
 
 冒頭、主催者代表としてリングに立った神津中央闘争委員長(連合会長)は、今国会へ提出予定の「働き方改革関連法案」について「裁量労働制拡大は撤回されたが、そもそも働き方改革関連法案は良いものと悪いものが混在するとんでもない法案だ」と訴えました。また、今次闘争について「昨年は中小が大手を、非正規が正規を上回る成果を勝ち取った。さらに深堀していきたい。春季生活闘争はすべての働く者のためのものである。本集会の熱気を世の中にしっかりと打出し、働く者こそが主役である日本社会を作っていこう」と呼びかけました。
 
 次に、本集会に駆けつけて下さった連合フォーラム議員34名が紹介され、満場の拍手が送られました。
 
 続いて、5つの部門別共闘連絡会議の代表者からそれぞれ決意表明がありました。
金属共闘連絡会議 髙倉代表(自動車総連会長)
 「経営側は先行き不透明という理由で賃上げに慎重な姿勢だが、先行きが不透明だからこそ『人への投資』が企業・産業の発展成長に寄与するんだということを我々は経営側に訴えていきたい」

化学・食品・製造等共闘連絡会議 平川代表(JEC連合会長)
 「人手不足の解消のためにも月例賃金引き上げを要求していく。また2018春季生活闘争は非正規の方々や労働組合のない方々への広がりが重要だ」

流通・サービス・金融共闘連絡会議 松浦代表(UAゼンセン会長)
 「デフレの克服はアベノミクスでは実現できない、我々の要求する賃上げによってのみ実現が可能だ」

インフラ・公益共闘連絡会議 増田代表(JP労組委員長)
 「インフラ・公益共闘連絡会議には公務で働く仲間も多く結集している。労使交渉で決定した労働条件を、非正規の仲間や未組織の人たちだけでなく、人事院勧告を通じて公務で働く仲間へも波及させていきたい」

交通・運輸共闘連絡会議 難波代表(運輸労連委員長)
 「月例賃金の引き上げや労働環境の改善、長時間労働の是正に取り組み、交通・運輸業界を魅力ある産業へ変えていきたい。人件費をコストととらえる経営者も多いが、人件費はコストではない。安全・安心・信頼の運行・輸送の維持と提供のため必要な未来の投資だ」

 さらに、連合の重点政策実現に向けて政策委員会委員長の野田情報労連委員長は「保育や介護の現場で働く者の処遇改善、教育の機会均等に対する予算が不十分だ。底上げ・底支え、格差是正へ向けた予算となるよう通常国会での審議をお願いしたい。税制改正関連法案は所得再分配機能の強化や社会保障を支える財源の確保に向けた改革について示されていない。連合として公平・連帯・納得の税制改革を基本に政府の姿勢を正す必要がある」と述べました。

 また、すべての労働者の立場にたった「働き方改革」実現に向けて、雇用法制委員会委員長の岸本電力総連会長からは、「真の働き方改革、働く者のための働き方改革は働き方改悪であってはならない。すべての働く者が安心して、安全で健やかに働ける、働きがい、やりがいを持って働ける社会にしなければならない。企業規模や雇用形態、民間・公務に関わらず、すべての働く者のために頑張りたい」との決意表明がありました。
 
 永江中央闘争委員が「アピール案」を提起し満場の拍手で確認され、最後は相原中央闘争事務局長(連合事務局長)のがんばろう三唱で集会を締めくくりました。
 
 連合は、「月例賃金の引き上げ」にこだわり、すべての働く者の「底上げ・底支え」「格差是正」と労働者の立場にたった働き方の見直しをめざすとともに、「働くことを軸とする安心社会」の実現に向けて、総力を挙げて闘います。

 

2018春季生活闘争 政策・制度 要求実現3.5中央集会アピール

 われわれは、本集会において、賃上げ・働き方の改善をはじめとする、すべての働く者の処遇を「底上げ」する決意を改めて確認した。あわせて、社会全体の課題解決に向けて、われわれ自身の役割を認識・共有して取り組んでいく決意も確認した。
 
 現在、要求を掲げたすべての労働組合は、月例賃金、とりわけ賃金の絶対水準にこだわった交渉を精力的に進めている。
 特に、日本経済の屋台骨である中小企業で働く仲間と雇用労働者の約4割を占める非正規雇用で働く仲間の処遇改善は、日本経済を自律的に成長させるために不可欠である。何としても、賃上げを継続・拡大させ、賃金は上がっていくという常識を取り取り戻さなければならない。
 そのためにも、「取引の適正化」と「サプライチェーン全体で生み出した付加価値の適正分配」を求める取り組みを、社会全体を巻き込んで、さらに定着・前進させていく。
 
 同時に、長時間労働の是正や同じ職場で働くすべての労働者の雇用安定と均等待遇実現に取り組み、健全で安全で働きがいのある職場を実現していく。
 
 さらに、働く者の「総合生活改善」のためには、春季生活闘争の「運動の両輪」である「政策・制度実現の取り組み」を働く者・生活者の立場から強力に進める必要がある。そのためにも、新たな枠組みである「連合 政策・制度推進フォーラム」の関係議員と連携し、すべての働く者の立場にたった「働き方改革」の実現や、すべての世代が安心できる社会保障制度の確立など、山積する重要政策課題の解決に向けて、組織の総力を挙げた運動を展開する。
 
 2018春季生活闘争は最初のヤマ場を迎える。労使は社会的責任を果たすため、いよいよ答えを出す時である。すべての働く者の賃金の「底上げ・底支え」「格差是正」を実現し、「経済の自律的成長」「包摂的な社会の構築」「人的投資の促進」「ディーセント・ワークの実現」をはかるため、総力を結集し、最後の最後まで、ともに闘おう!
 
 
2018年3月5日
連合「2018春季生活闘争 政策・制度 要求実現3.5中央集会」
  • 主催者として決意表明する神津中央闘争委員長(連合会長)
  • 金属共闘連絡会議 髙倉代表(自動車総連会長)
  • 化学・食品・製造等共闘連絡会議 平川代表(JEC連合会長)
  • 流通・サービス・金融共闘連絡会議 松浦代表(UAゼンセン会長)
  • インフラ・公益共闘連絡会議 増田代表(JP労組委員長)
  • 交通・運輸共闘連絡会議 難波代表(運輸労連委員長)
  • 政策委員会 野田委員長(情報労連委員長)
  • 雇用法制委員会 岸本委員長(電力総連会長)
  • 集会アピールを提起する永江中央闘争委員(サービス連合中央執行委員)
  • 相原中央闘争事務局長(連合事務局長)による「がんばろう三唱」
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