連合ニュース 2017年

 
2017年12月22日
連合学習会「長時間労働是正に向けた労働組合の取り組み」を開催
学習会の様子
 連合は12月20日、連合会館において、「長時間労働是正に向けた労働組合の取り組み-36協定の点検と適正な労働時間管理-」の学習会を開催しました。学習会には構成組織・地方連合会等78名が参加しました。
 この学習会は、時間外労働の上限規制の内容や厚生労働省「労働時間の適正な把握のために使用者が講ずべき措置に関するガイドライン(新ガイドライン)」(2017.1)等の理解を深め、職場における適正な労働時間管理や長時間労働の是正をはかることを目的に、「クラシノソコアゲ応援団!RENGOキャンペーン」の取り組みの一環として開催したものです。
 
 主催者挨拶に立った内田厚連合副事務局長は、2018春季生活闘争方針、国会情勢等に触れた後、「長時間労働の是正には、働き方を変えていかなければならず、職場が一体となって取り組むことが重要」と述べました。
 
 1つ目の講演として、元労働基準監督官である社会保険労務士の北岡大介氏から「労働時間管理の適正化について」をテーマに講演いただきました。講演では、働き方改革実行計画・労働基準法改正案の36協定における上限規制案や労働時間の考え方、新ガイドライン等に触れるとともに、「労使としても、労働時間と非労働時間との違いを『見える化』する対策が急務。『見える化』していくためには、労使交渉等を活用すべき」「労働組合として、長時間労働の是正だけではなくワークライフバランスや、労働者自身によるキャリア開発に関与すべきではないか」と述べました。

 続いて、厚生労働省労働基準局の藤枝茂労働条件政策課長より「時間外労働の上限規制の内容について」をテーマにご講演をいただきました。 時間外労働の上限規制の内容について法律案要綱をもとに、趣旨を含め説明いただきました。
 
 最後に、村上陽子連合総合労働局長から、「36協定の適正化に向けて」をテーマに本部報告を行いました。報告では、特に36協定を締結するにあたっては過半数代表者の選出が重要であることを強調しました。また、「厚生労働省『平成29年版過労死等防止対策白書』によると、労働時間把握の正確性が残業時間の減少・年間の年休取得日数の増加・メンタルヘルスの状態の良好化に資することが明らかとなっている」と労働時間把握の必要性を訴えました。その後、2018春季生活闘争方針におけるワークルールの取り組みについて提起し、「労働組合の取り組みが重要となる」と述べ、学習会を終了しました。

  
  • 北岡社会保険労務士
  • 藤枝厚生労働省 労働条件政策課長