連合ニュース 2017年

 
2017年12月19日
「格差是正」に向けて決意新たに!「2018春季生活闘争 格差是正フォーラム」を開催
主催者代表挨拶に立つ相原事務局長
 連合は12月18日(月)、「2018春季生活闘争 格差是正フォーラム」を開催しました。当日は、構成組織、地方連合会、マスコミ等212名が参加しました。
 
 主催者挨拶に立った相原康伸事務局長は、「積年の課題となっている「格差是正」は、先進国特有の課題ともなっている。是正に向け、あらゆるセクターの意見も取り入れながら連合一体となって取り組んでいきたい」と述べました。
 
 その後、株式会社サンテック 青木義彦 代表取締役より「中小企業の人材不足及び生産性向上に向けた労働条件改善への取り組みの対応と課題」と題し講演をいただきました。講演では、多くの中小企業にとって課題となっている人材不足や人材育成が如何に深刻であるか、また格差是正には無理な納期設定の解消等、取引の適正化の実現が不可欠であるなど、中小企業の経営者の立場からの課題提起がなされました。加えて「中小企業の経営者の立場は労働者と同じ目線である」とし、労働組合への期待も述べられました。
 
 続いて、JAMの中井寛哉書記長、運輸労連の小畑明書記長、連合長野の根橋美津人事務局長より、構成組織・地方連合会の格差是正に係る取り組みについて報告を受けました。
JAMの中井書記長からは、企業規模間格差に焦点をあて、その是正の必要性と賃金実態調査の重要性について、JAMの取り組みを交えながら課題提起がなされました。
運輸労連の小畑書記長は、運輸事業の規制緩和以降の運輸業界を取り巻く状況変化について報告した後、「格差是正はサプライチェーン全体で取り組まなくてはならない」旨、格差是正に向けた姿勢を述べました。
連合長野の根橋事務局長からは、賃金実態の把握は労働組合の原点であるとし、地域ミニマム運動を通じた賃金実態の把握の重要性と、それを活用した中小企業への交渉支援等について、連合長野の取り組みを交えながら報告がありました。
 
 これまでの講演および報告を受け、連合の冨田珠代総合労働局長より2018春季生活闘争における格差是正の考え方および取り組みについて説明しました。
 
 最後に、連合中小共闘センター委員長である、運輸労連の難波淳介委員長は「真面目に働く労働者が適正な処遇を受けるという基本に立ち返り、2018春季生活闘争を精力的に進めていこう」と締めくくり、閉会しました。
 
 いよいよ2018春季生活闘争は本格化を迎えます。「経済の自律的成長」「包摂的な社会の構築」「人的投資の促進」「ディーセント・ワークの実現」に向けて、すべての働く者の「底上げ・底支え」「格差是正」の取り組みの必要性を再認識し、参加者一同、闘争に向けた決意を新たにしました。

 
  • 青木氏の講演の様子
  • 閉会挨拶に立つ難波委員長