連合ニュース 2017年

 
2017年12月11日
「連合非正規労働センター設置 10周年記念シンポジウム」を開催
シンポジウム会場
 連合非正規労働センターは、2007年10月に設置され、2017年10月に10年を迎えました。10年間の取り組みの振り返りや、今後の非正規労働センターの役割などを構成組織、地方連合会と共有化をはかり、社会に向けた情報発信の場とすることを目的に、12月7日(木)、「連合非正規労働センター設置 10周年記念シンポジウム」を日本教育会館(東京都千代田区)において開催しました(参加者131名)。
 主催者を代表して神津里季生会長より、「国内における非正規労働者は増加し続け、雇用の二極化や貧困問題が進展する中、非正規雇用問題は日本社会における深刻な課題となっている。連合は、2009年からすべての地方連合会に非正規労働センターを設置することとし、労働相談活動やワンストップサービスの強化などに取り組んできた。2010年からは『職場から始めよう運動』をスタートさせ、すべての働く者の処遇改善に向けて、同じ職場・同じ地域で働く非正規労働者が抱えている問題を自らにつながる課題として捉え、取り組み事例を共有化し、各所において運動を展開しているところである。また、これまでに行ってきた労働相談の機能や役割を明確にするために、この度、労働相談センターを設置し、非正規労働者・未組織労働者の身近な拠り所となるべく、労働相談機能のさらなる強化・周知をめざしていくこととした。非正規労働センターに対する期待はますます高まっており、さらなる飛躍に向けて一層の取り組みを進めていきたい」との挨拶がありました。
 続いて、日本労働弁護団常任幹事の嶋﨑量弁護士より、『連合・非正規労働センターへの期待~さらなる発展へ~』と題した記念講演を受けました。嶋崎弁護士からは、連合の社会的認知度の低さについて触れた後、労働者派遣法改悪阻止の取り組み、労働契約法無期転換ルールセミナー、働くみんなにスターターBOOK等、この間の連合非正規労働センターとの連携をはじめ、ワークルール教育推進の必要性やメディア戦略(SNSの活用等)などについて報告を頂きました。結びにあたり、日本労働弁護団は連合との連携を深めるとともに、非正規労働センターのさらなる活躍を期待するとの激励挨拶を頂きました。
 その後、山本和代副事務局長をコーディネーターに、先進的に「職場から始めよう運動」を実践している4組織(※)をパネリストに招き、労働相談からの組織化や非正規労働の組織化・処遇改善に取り組んだ背景、取り組む際の困難やそれを乗り越えた方法、今後の取り組みや連合への期待などについて、「職場から始めよう運動のさらなる発展を」と題してパネルディスカッションを行いました。
 閉会にあたり、山本副事務局長より、「非正規雇用の問題は雇用と生活は直結している。連合や労働組合、あるいは弁護士を知ってさえいれば離職とは別の選択肢があったかもしれず、連合はワークルール教育の推進や情報発信など、非正規労働者の処遇改善に向けた取り組みを強化していく」と挨拶を行い、シンポジウムを終えました。
 なお、シンポジウム終了には、第2部としてレセプションを行い、10年間を振り返るDVD上映をはじめ、歴代の非正規労働センター総合局長より激励メッセージを受けました。
 
以上 
 
(※)連合愛知JA西三河労働組合・山田覚執行委員長、自治労高松市非常勤職員労働組合・松田典恵執行委員長、連合北海道留萌地域ユニオン羽幌福祉分会・上田稔書記長、UAゼンセンイオンリテールワーカーズユニオン中央執行北関東・新潟グループ・津村淳子副事務局長
  • 神津里季生会長
  • 嶋崎量弁護士
  • パネルディスカッション
  • 連合愛知JA西三河労働組合・山田覚執行委員長
  • 自治労高松市非常勤職員労働組合・松田典恵執行委員長
  • 連合北海道留萌地域ユニオン羽幌福祉分会・上田稔書記長
  • UAゼンセンイオンリテールワーカーズユニオン中央執行北関東・新潟グループ・津村淳子副事務局長
  • 相原康伸事務局長
  • レセプション会場
  • 非正規労働センター歴代総合局長