連合ニュース 2017年

 
2017年10月23日
切り拓こう!みんなが主役の男女平等参画社会
-2017連合中央女性集会を開催
会場全体(2017中央女性集会)

連合は10月20日(金)に2017連合中央女性集会を開催し、800名が参加しました。
 

本集会では、男女平等社会実現に向け、関連する諸課題に対する認識を深めるとともに、「連合第4次男女平等参画推進計画」の着実な実行を目指し、情報を共有することを目的としました。
 

冒頭、神津里季生会長は主催者を代表して、「職場の男女差別、男女の賃金格差は依然としてなくなっていない。一人一人が男女平等の取り組みを進める原動力であり、連合の根っこの力であることに誇りと自信をもって取り組んでいただきたい。言い換えれば、皆さんが歩を進めなければ労働組合、社会は変わらない。私たち自身が主役として男女平等参画社会への道を切り拓いていこう」と挨拶しました。
 

続いて、井上久美枝総合男女・雇用平等局長が、男女平等をめぐる情勢と課題に触れ、「連合第4次男女平等参画推進計画」の取り組み状況報告および2018年度連合の活動計画について基調提起を行いました。
 

次に、「雇用における男女不平等とその原因について」と題して、山口一男シカゴ大学ラルフ・ルイス記念特別社会学教授より基調講演をいただきました。講演では、男女間賃金格差をはじめ、生じている男女の差について様々なデータを用いて説明され、男女の機会の平等や女性活躍推進法運用の留意点、連合に期待することなどが述べられました。
 

午後からは、「連合第4次男女平等参画推進計画」に則ったモデル組織の取り組み報告として、構成組織から中野千暁全国ユニオン全国委員、地方連合会から白川智美連合大阪女性委員会委員長よりそれぞれ取り組み報告を行いました。
 

その後、三浦まり上智大学法学部教授をコーディネーターに迎え、「男女平等参画と女性の活躍推進」をテーマに、相原康伸事務局長、山口教授、成田裕紀厚生労働省大臣官房審議官とでパネルディスカッションを行いました。会場の参加者からも様々な発言がされるなど、それぞれの立場から見た現状や課題を共有しました。


最後に、連合栃木の伊東晴美女性委員会委員長より提案されたアピール(案)が採択され、閉会挨拶に立った芳野友子副会長からは、「男女平等参画社会実現に向けて数少ない小さな声をしっかりと反映させていくことが運動の柱。今一度職場の点検活動をして頂きたい。先輩方の努力、歴史を振り返りこれからの社会がどのような方向に向かっていくのかをしっかり考え進まなければならない。ハードルは多いがネットワークを広げながら運動を進めなければならない」と述べ、集会を終了しました。

 

集会アピール

 
2017連合中央女性集会は、全国から多くの働く仲間が集まり開催されました。
私たちは「切り拓こう!みんなが主役の男女平等参画社会」をテーマに、討議、交流を行い、以下のことを確認しました。

 
第1は、すべての労働者の人権が尊重され、様々な分野への参画の機会があり、役割と責任を分かち合う社会の実現をめざすことです。性に関する様々な人権侵害や差別は未だ多く存在しており、国際的にも課題が指摘されています。誰もが個性や能力を発揮できる男女平等参画社会の実現に向け、私たち労働組合が先頭に立って取り組みを進めていきます。

第2は、性別や雇用形態などに関わらずすべての労働者が仕事と生活の調和の取れる、ワーク・ライフ・バランス社会の実現に取り組むことです。いわゆる「男性型の長時間労働」に関する慣習を見直し、地域や家庭に関わるためにも、労働時間の短縮をはじめとする働き方の見直しに取り組みます。また、誰もが両立支援制度を使うことのできる環境整備に取り組みます。

第3は、職場における男女間格差を是正する取り組みを積極的に進めることです。未だ男女間賃金格差は大きく、男性に対して女性の賃金は約7割にとどまっています。女性活躍推進法を活用し、2018春闘を通じて職場の制度や慣行を、ジェンダー視点から見直す取り組みを進めます。

第4は、連合「第4次男女平等参画推進計画」を着実に前進させていくことです。早急にすべての組合が運動方針に男女平等参画推進と「3つの目標」を明記するように取り組むとともに、2017年までに女性役員を選出している組織100%をめざします。そして、2020年までに連合の役員・機関会議の女性参画率30%の達成に向け、全力で取り組みます。
 
私たち一人ひとりが主体となって、「2017連合中央女性集会」で得た成果を職場・家庭・地域に持ち帰り、みんなが安心して働ける男女平等参画社会を実現しましょう!
 

2017年10月20日
2017連合中央女性集会

  • 神津会長
  • 芳野副会長
  • 井上総合男女・雇用平等局長
  • 山口シカゴ大学ラルフ・ルイス記念特別社会学教授
  • 三浦上智大学法学部教授
  • パネルディスカッション(左から)山口教授、成田大臣官房審議官、相原事務局長
  • 連合栃木 伊東女性委員会委員長
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