事務局長談話

 
2018年06月12日
米軍機の墜落事故に強く抗議する談話
日本労働組合総連合会
事務局長 相原 康伸
 

  1. 度重なる事故に強く抗議する
     6月11日午前6時半頃、米軍嘉手納基地所属のF-15戦闘機が那覇市の南約80キロの海上に墜落した。防衛省などによると、同機は飛行訓練中で何らかのトラブルが起きたとみられており、パイロットは大けがを負った。一歩間違えればさらなる大惨事になっていた恐れもあり、連合は、こうした事態を幾度となく繰り返す米国政府・米軍に対し、強く抗議する。 
     
     

  2. 日本政府の姿勢が問われている
     日本政府は、米軍に対して安全管理と再発防止の徹底を求め度重なる申し入れを行ってきたが、依然として事故やトラブルが続く事態に、沖縄県民の怒りや不安は増大している。国民の安全を守る政府の姿勢が問われており、政府は米軍に毅然として抗議するとともに、事故原因の究明と確実な安全が確認されるまで、米軍戦闘機の飛行停止を求めるべきである。
     

  3. 基地をめぐる問題は日本全体の問題と受け止め、組織内外に提起していく
     連合は基地をめぐる問題は、沖縄や基地周辺地域だけの問題だけではなく、日本全体の問題であるとの認識に立ち、「在日米軍基地の整理・縮小」および「日米地位協定の抜本的な見直し」の実現に向けた運動を進めてきた。来る6月23日~24日の平和行動in沖縄を大きな契機として、基地問題の解決と恒久平和の実現を、組織内外に発信し、積極的に社会的役割を果たし、運動を展開していく。
                                    以 上