事務局長談話

 
2018年04月02日
民進党が「新しい民主党」をつくると決定したことを受けての談話
日本労働組合総連合会
事務局長 相原 康伸
 

  1. 新しい党への移行に向けた民進党の動きを歓迎
     民進党は3月30日夕刻、両院議員総会を開催し、今後の党の方向性に関する提案『民主主義と国民生活を守るために-「新しい民主党」をつくる-』を了承し、具体的には次の2点を確認した。
     (1)「中道的な新しい党」「新しい民主党」である新党を結党する
     (2)志を共有する同志に結集を呼びかける
     また、4月1日には全国幹事会を開催し、地方組織との情報共有をはかった。
     連合は、次期参議院選挙で改選を迎える連合組織内議員をはじめ、多くの仲間が現に在籍する民進党が進めてきた党改革論議を注視し、また、可能な限り各構成組織・地方連合会と情報共有をはかってきた。今回、民進党が2月4日の党大会での確認にもとづき、新党設立準備に入ると決定したことを歓迎する。
     

  2. 民主主義の危機における今回の民進党の判断を評価
     連合は、3月19日に『重大な危機に瀕する日本の民主主義-今こそ危機を救う決断を-』を発信した。民主主義の根幹を揺るがす重大事態にある政治情勢を踏まえつつ、野党には、「一丸となって国会の建て直しに邁進すると同時に、今こそ建て直しを実現するに相応しい体制構築に全力を挙げるべきである。日本の民主主義の危機を救う決断を求める」とした。連合と認識を一にする中で至った今回の民進党の判断を、連合は評価する。
     

  3. 国民の期待を受け止め得る野党の態勢構築の一歩となることを期待
     民進党は、「来年の統一地方選挙、参議院選挙、次期総選挙に向けた態勢を整えるために、志を共有する同志の結集が不可欠」とし、まずは元民進党議員を中心に結集を呼びかけるとしている。民進党の呼びかけが、来る各種選挙を闘い抜くための野党の態勢構築に向けた一歩となるよう期待する。
     

  4. 「中道的な新しい党」の早期結党を求める
     民進党は、「できる限り早期に『中道的な新しい党』を目指す」としている。連合は、早期結党に向けた動きが着実に進むことと新党の綱領や基本政策が我々と連携可能なものとなることを求めつつ、引き続き、意見交換を深めていくこととする。
     
    以 上