事務局長談話

 
2015年03月18日
2015春季生活闘争 これまでの回答状況に関する談話
日本労働組合総連合会 事務局長 神津 里季生

  1. 本日、2015春季生活闘争の先行組合のヤマ場を迎えた。
    今次闘争は、賃上げを起点とした「デフレからの脱却」と「経済の好循環確立」に向け、すべての組合が月例賃金にこだわり、その引き上げを求め交渉を繰り広げている。本日、先行組合に対して月例賃金の引き上げをはじめとした回答が示された。

  2. これまでの交渉経過を振り返れば、「デフレからの脱却」と「経済の好循環確立」に向けて、労使が果たすべき役割に対する認識には大きな乖離はなかったものの、経営側は月例賃金引き上げが企業経営に与える中長期的なコスト増や先行きの不透明感などを強調し、我々の要求に対しきわめて慎重な姿勢を崩さず、交渉は終盤まで難航した。

  3. 本日18時現在、中核組合を中心に94組合が回答を引き出した。その水準は昨年を上回る状況となっている。交渉が難航する中で、昨年を上回り継続した賃上げを獲得したことは、要求金額からすれば充分とは言えないものの、スタート時点において、2015春季生活闘争の意義・目的を果たしうる内容と受け止める。

  4. 連合は今次闘争において、すべての働く者の「底上げ・底支え」「格差是正」の実現をめざしており、本日までに示された回答内容を、中堅・中小組合はもとより、すべての働く者の賃金引き上げに確実に波及させるために全力を尽くす。そのため、正規・非正規、組織・未組織にかかわらず、また企業規模の大小にかかわらず、月例賃金の引き上げが不可欠であることを広く社会に対し繰り返し訴えていく。今後、大手組合はグループ・関連会社組合の支援を強化していく。また、地方連合会は地場共闘のもとで地方構成組織と連携し、中小・地場組合の交渉を支援していく。連合、構成組織、地方連合会は重層的かつ総がかりで強力に取り組みを展開していくこととする。

  5. 交渉継続中の組合は、本日段階の状況を踏まえ、掲げた要求の実現に向け3月決着に向け全力を尽くすとともに、最後まで粘り強く交渉を行う。なお、先行組合の回答状況(3月16日~20日)については、3月20日(金)16時に公表する。


以上