りきおのオピニオンスタジアム

 
2014年12月8日
第40回『このままでいいのか!今、私たちの投票で流れを変えよう!』

~わずかな違いで大きな振幅が生じる~

 先週の金曜日、新聞各紙が一斉に総選挙に関する世論調査の結果を報道しました。驚かれた方も多かったことと思います。
 なにしろ、大義なき解散と言われて、実際に7割もの人がおかしいと言っていたのに、各紙の報道は自民党が300議席を超える勢いだというのですから。
 安倍総理でさえ、自公で過半数が目標などと相当に堅めの予防線を張っていたぐらいですから、多少のビビりはあったはずですが、300議席を軽く超えるというような調査結果については、笑いを噛み殺していることでしょう。
 なぜこのような調査結果なのか?私は、一言で言えば、多くの日本人が持つ政治に対する距離感と、この小選挙区比例代表並立制という制度が合わさると、こういう結果が生じかねないということだと感じています。
 そして、この制度は投票率のわずかな違いで大きな振幅が生じるということです。恐ろしいことです。
 しかし同時に言えることは、実際の有権者の投票行動次第ではまだまだ大きな変化もあり得るということです。これも一方の真実として認識しておきたいと思います。

~劣化のはじまり?~

 そして、同時にマスコミから流されている情報は、今回の選挙は皆しらけている、投票率も相当に下がる、ということです。
 人間というものは恐ろしいもので、新聞やテレビにそう吹き込まれると皆、そう思い込んでしまう。他の人達がそうなら自分も行かなくていいか、などとなってしまう。
 恐ろしいことです。そうやって、歴史上に存在した一つの民主主義国家が本格的な劣化の道をたどってしまうのかもしれません。

~この道しかない? … 危険な道の数々~

 いずれにしても、政治が一方に偏ることは大変に危険なことだと思います。
安倍総理は「この道しかない」と叫んでおられますが、それはどういう道でしょうか?
 一つ、それは労働者保護ルール改悪の道です。安倍総理はドリルで岩盤に風穴をあけると公言されています。この道の先にあるのは、「生涯派遣で低賃金」、「残業代ゼロ法案で過労死増大」、そして「解雇の金銭解決」、「外国人労働力の流入拡大」などなど。こんなことでは働く者の意欲や国の活力は失われるばかりです。

 二つ、経済格差拡大の道です。安倍政権はあらゆる手を使って株価の引き上げに躍起です。まともな経済運営によって株価が上がるのであればこんなに素晴らしいことはないのですが、この2年間のやり方は明らかに作為の行き過ぎです。異次元の金融緩和の名のもとにお札をバンバン刷りまくって円安誘導、加えてこともあろうに、私たちが預けている年金積立金まで30兆円以上も株に突っ込もうとしているのです。(こんな不自然な株価引き上げは長続きは無理です。いずれ株価は下がります。暴落すれば私たちの年金積立金がパーになるのです。誰が責任をとるのでしょう。そういう政権を選んだ国民の責任という話にしかならないのでしょう。)
 こんな作為を進めれば誰が総理であっても、一時的に株価を上げられるのは当たり前です。

 その結果、潤っているのはほんの一握りの人達だけです。一方ではとめどない円安のために、食料品や油等の値上げが庶民を直撃しています。
 連合は、経済の好循環に今必要なことは底上げであってトリクルダウンではないと主張し続けています。安倍総理の「この道」では経済格差の拡大が進むばかりです。

 三つ、この道は日本を海外で戦争する国にする道です。いつか来た道にまた戻ってしまう道です。
 特定秘密保護法の強行採決、集団的自衛権の閣議決定、さらにその先にあるのは憲法の改悪です。
 私たちの子供や孫たち、将来の世代にどういう国を残していけるかが問われています。

~偏った政治にNOを~

 政治にはバランスが不可欠です。緊張感の持てる政治状況のなかで、しっかりとした与野党の議論により、あるべき道がつくられなければなりません。
 開票日まであと数日です。この数日のうちにどれだけ多くの仲間が投票所に足を運ぶかで、これからの日本の行方が大きく左右されるのです。

 ………
 このままでいいのか!今、私たちの投票で流れを変えよう!

(神津)

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