りきおのオピニオンスタジアム

 
2014年9月30日
第31回「働く者の思いをつないでいこう」

~フォローアップこそ好循環に不可欠~

 政労使会議が9ヶ月ぶりに再開されました。
 冒頭のみ公開で行われた総理発言には大変不思議な印象を持ちました。
 「年功序列の賃金体系を見直すのが大切だ」・・・
 まともな労使関係をつくっているところであれば、常に、人事制度・賃金制度については、置かれた状況・課題と組合員・従業員のニーズをどうやって一つの制度にマッチングさせるか、厳しい議論をえんえんと繰り返しています。だからこそグローバルの厳しい闘いがあっても、労使双方に納得的な制度を担保することによって、それを乗り越えてきているのではないでしょうか。
 もちろん、賃金制度は様々であり、そのような労使関係のあるなしや、業種業態、企業規模によっても異なっています。課題もそれぞれ毎に抱えていることでしょう。しかしだからこそ、それぞれ毎に労使でしっかりと話し合って決めるべき事柄です。

 「生産性」という言葉もひとつのポイントとなってきそうです。しかしくれぐれも同床異夢とならないようにお願いをしたいと思います。いわゆる「生産性三原則」の原点をはずしたような議論では、好循環には永遠に到達しないこと必定です。
 好循環を目指すのであれば、昨年の政労使会議で積み残された諸課題すなわち、「中小企業・小規模事業者に関する取り組み」「非正規雇用労働者のキャリアアップ・処遇改善に向けた取組」「生産性の向上と人材の育成に向けた取組」を徹底的に追求すべきです。

~労働派遣法改悪が再び・・・~

 政労使会議の前段、臨時国会の冒頭の総理の所信表明演説、評価は様々でしょうが、世の中全般にあまり歓迎する感じが聞こえてきません。ヒラリー・クリントン氏の話や各地の名産品プロモーションの事例も全て悪いとは言いませんが、私は働く者一人ひとりの苦労や、生活者の日常の視点が全くといってあげられていないことに懸念を持ちます。

 「地上の星」の力と意欲でこの国は成り立ってきたのであって、そのことがないがしろにされていないか、大きな懸念を持つのです。
 「生涯ハケンで低賃金」という惨状をさらに強めるような労働者派遣法改悪の法案が再び閣議決定されました。私たちが目指すあるべき方向と全く違う施策と言わざるを得ません。絶対に許してはなりません。

 働く者の思いをつなぐ全国縦断アピールリレーも順調にすべり出したところです。

ストップ ザ 格差社会!暮らしの底上げを!
ともに頑張りましょう!!!(神津)

りきおのオピニオンスタジアム
2015年 一覧
2014年 一覧
2013年 一覧