りきおのオピニオンスタジアム

 
2014年3月24日
第13回「予算案通過に思う」

~私たちはお人好しに過ぎるのではないか~

 2014年度の予算案が3月20日に国会を通過しました。

 この間、要人のお粗末な失言とそれに対する叱責が目立ちましたが、本来の予算審議、どこまで本質的なやりとりが行われたのでしょうか?そしてそれはどこまで国民の目に触れたのでしょうか?

 私自身も反省しなければなりません。もっと私たち日本人はやかましく税金の使い方に注文をつけるべきではないでしょうか?そもそも発行してはならないはずの赤字国債の残高が、オイルショック以降40年近くもの間、その場しのぎの積み上がりでなんと1000兆円超にまでなってしまっている。こんな日本に誰がした?そしてその反省が、国会審議とその取り上げ方のなかにどれだけ活かされているのでしょうか?

~お上頼みの発想では永遠に救われない~

 民度の高い、優秀なはずの日本人が、なんでお上に対してはここまでお人好しなのか?預けた税金がどう使われているのか、そしてなぜそれでは足りずに借金が重ねられてきたのか?まるで白紙委任状を出し続けてきたようなこんな状況でも、なおそれに懲りることなく、肥大化の一途をたどる予算案を淡々と通過させるのが私たち日本人なのです。そしてこれからの若い世代につけ回しをして平然としているのが私たち日本人なのです。

 つけ回しのあおりをくっているのは若い世代だけではありません。財政逼迫のあおりを受けて、公務の現場で働く方々の労働条件・雇用形態が年々「デフレ的」かつ「非正規的」なものにシフトしていることはご承知の通りです。

 安倍政権は経済の好循環を高らかにうたいあげ、民間の経営者に対する賃上げ要請を威勢よくアピールしてきましたが、自らの直接的な力を及ぼすべき範囲では、未だ有効な対策を打てていないのではないでしょうか。お上は下々頼みということでしょうか?ここでも「もたれあい」の構図ということでしょうか?

 そして春闘報道、相変わらず安倍政権のパフォーマンス中心の取り上げ方も散見されますが、その一方で、「介入」的な所作の危うさや、好循環実現には今からこそが大事だということを冷静に取り上げたものもみられます。よって立つ視座がそこに反映されているという意味でも興味深いところです。

(神津)

りきおのオピニオンスタジアム
2015年 一覧
2014年 一覧
2013年 一覧