りきおのオピニオンスタジアム

 
2014年1月27日
第6回「こだわるべきテーマは?」

 東京の新聞・テレビは都知事選の話題で連日もちきりの状態です。他県においても全国版の報道でお騒がせの状況かと思います。

 私自身は、正直言ってその取り上げられ方にはかなり違和感があります。
そしてその違和感とともに、ここ昨年・一昨年の国政選挙のときに感じた「ちょっとおかしいんじゃないの?」という感覚がよみがえってきました。

~多くのテーマは○か×かでは解を見出せない~

 先々週も述べたところですが、私たちは常に、「様々な事柄を二項対立的な視点だけでとらえていないか、本質を置き去りにした政局に目を奪われていないか」自戒を繰り返していくことがなくてはならないと思います。

 メディアでは選挙のたびに、原発、TPP、消費増税などのテーマについて是か非かという、まるで○と×しかこの世には存在しないような取り上げ方がされます。
 もちろん選挙ですから候補者同士は闘いであり、勝者と敗者しか生まれない世界です。
 だから、そういう取り上げ方で闘いの「リング」を設定しているのかもしれません。

 しかし私たち労働組合は違います。

 これらのテーマについて、安易に○しかない、×しかないという決めつけはできません。
全ての働く者の雇用と生活のために、そしてそれを将来の世代につなげていくために、とことん議論を重ねて具体的な政策を決めてきているのです。
 そして、そこで決めた政策については前提条件が変わらない限り堅持をしていくのが基本的な姿勢なのです。

 それらの政策は単なる○でも×でもない、パッと見には△にみえるでしょう。メディア的には面白くないのでしょうが。
(具体的な政策は本ホームページにも詳しく掲載しています。是非ご参照ください)

~私たちがこだわるテーマ~

 その一方で私たちには、○か×かのこだわりをもつテーマがあります。

 今、わが国で再び「新自由主義」の嵐が吹き荒れようとしています。
  経営者がなんでもやりたい放題で目先の景気が良くなりさえすれば、働く者にもおこぼれが回るとするような考え方には、私たちは真っ向から対立します。

 新自由主義的発想では格差は開くばかりです。若者の生活は向上しません。付加価値を生み生産性を向上させる意欲もしぼんでいきます。

 目先の問題にとらわれて使い捨て的な雇用を増やすならば、経済の悪循環は泥沼化の一途をたどります。
 今、手を変え品を変え目白押し状態のワークルール改悪は、すべて新自由主義的発想に基づくものです。

 24日に通常国会が開会しました。この二項対立の議論には是非注目していただきたいと思います。

(神津)

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