海外での植林ボランティアや現地での交流を通じて、地球規模で進む環境問題に対する意識高揚を図るとともに、人間の持つ「優しさ」「思いやり」という感性を再認識することにより、次世代を担うボランティアリーダーの育成を図る目的に実施。
フィリピンにおいて5年間で10万本のマングローブの植林を行う「ハートネット21記念の森」事業を2010年度(平成22年)から2019年度(令和元年)まで実施し継続期間(当面5年間+5年間延長)が満了。2020年度(令和2年)からは「ハートネット21みらいへの森」と名称を改め、活動を継続している。
今回はレイテ島のバランガイ・カブイナン地区にて現地住民の皆さんとともに500本のマングローブ植林活動を実施した。
現地の町では以前から植林の活動を行っていた様子ではあったが、苗のビニールがそのまま置き去りになっており、ゴミ問題への意識が低いなどの問題点も見ることができた。
また、オイスカの環境への取り組みについてセミナーを受講した。そもそも植林をせざるを得ない要因は、日本の高度成長期の建築資材のための違法な伐採が背景にあることや、この活動が現地の住民の雇用創出にも繋がっていることを説明いただいた。
天然資源省事務所表敬訪問では、環境問題に関するセミナーを受講。「子供の森計画」学校訪問では、交流会や記念植樹を行った。交流会では、子供達によるフィリピンの伝統的な踊りや余興が披露され後、参加者みんなで「ひょっとこ踊り」を披露するなど交流会を深めることができた。
地球温暖化防止のための植林活動を中心に各地で出会う人々や子どもたちと積極的にコミュニケーションを取りながら日本とフィリピンの両国の友好関係を築いています。