日本最大級となる人と動物の共生拠点「MORE WAN」を佐賀県に構えることで、人と動物と地域を繋ぎ、より豊かで安心安全な社会を作ることを目的としています。
令和4年2月1日佐賀県杵島郡大町町に日本最大級となる人と動物の共生拠点「MORE WAN」の建物が完成しました。仮名であった「Wan for all. All for Wan.」はコンセプトとして残していきたいと考えています。
人と動物の共生拠点「MORE WAN」の建物は完成しましたが、ドッグランの設置、駐車場の整備、訓練設備等の外構工事がまだ残っていますのでまだ一般開放はしておりません(※一般開放の時期は未定です。道や門、ドッグランなどの整備が終わりましたら一般開放します。現在はセミナールームや多目的室をレンタルスペースとして貸出し、セミナー・講演会場等として活用いただいています)
日本レスキュー協会は本部は兵庫県にあり、災害救助犬・セラピードッグの育成・派遣、動物福祉事業の3つの活動を行っています。2018年の6月に佐賀県の誘致を受けて佐賀県支部を設立しました。令和4年2月1日佐賀県杵島郡大町町に日本最大級となる人と動物の共生拠点「MORE WAN」の建物が完成しました。この拠点は災害救助犬とセラピードッグを育成し迅速に派遣対応できる大規模な訓練拠点としてだけでなく、将来的には一般の方の憩いの場(ドッグランやコミュニティスペース等)や犬を取り巻く社会の多くを学ぶ場(愛犬をセラピードッグに育成するコースやしつけ方教室等)として開かれます。また、万が一災害が発生した際は、行政やNPOを含む災害支援のネットワーク等と協働し、「ペットとの同行・同伴避難」を含めた多角的な支援が可能な災害支援拠点となることを目指しています。目指すのは、「ペットを収容する施設」ではなく、「避難された方がペットと一緒に安心して避難生活を送れる避難所」です。
ペットとの同行避難においては多様なノウハウを持ち合わせた主体と連携し、ペットを含む家庭の安全も確保できる体制は整いつつあるため、コロナ禍でも安心して避難ができる備えを更に充実させ、ペット連れの「避難所」として広く認知されることを目指します。
そして、「MORE WAN」の考え方や仕組みを佐賀県西部でのモデルとし、佐賀県全域、九州全域に波及させることで、コロナ禍において九州のどの地域が被災しても、すべての被災者へスムーズな支援を届けられる社会を目指します。
災害が頻発する現代、すべての住民の安全確保ができる地域作りに早急に取り組まなければなりません。この拠点での取り組みは、人と動物と地域を繋ぎ、災害時の連携力と支援力の向上に寄与できるよう努力していきます。