安全に食べられるにもかかわらず処分せざるを得ない食品を、個人や企業などから寄贈していただき、生活困窮者など食料支援を必要としている人たちに適切に提供するフードバンク事業を地域の仕組みとして確立させ、相互扶助の社会作りを目指します!
フードバンクふじのくには、安全に食べられるにもかかわらず、様々な理由から処分せざるを得ない食品を個人や企業などから寄贈していただき、静岡県内の自治体・社会福祉協議会、支援団体を通じて、生活困窮などの理由から食の支援を望む人や福祉施設などに食品を提供することで、食品ロス削減活動と自立支援や生活の安定を図る活動に取り組んでいます。
【フードバンク支援の活動】
静岡県内の自治体・社会福祉協議会、支援団体との連携により、静岡県内すべての地域で食料に困ったときに必要な支援を受けることができます。なお、支援件数と重量は、2017年度は2902件で60トン、2018年度は2915件で57トン、2019年度は2873件で54トン、2020年度は6403件で90トン、2021年度は4997件で84トンとなりました。
【フードドライブ活動】
フードドライブとは、家庭で余っている食べ物を県内200ヵ所以上ある食品回収BOXに持ち寄り、それらをまとめてフードバンクふじのくにへ寄付する活動です。この活動は常時行っており、ここ数年の寄贈件数・重量は、2017年度は959件・66トン、2018年度は972件・70トン、2019年度は2873件・54トン、2020年度は6403件・90トン、2021年度は4997件・84トンの実績となっています。なお、毎年1月と8月には、静岡県内の自治体や関係者の皆さんの協力を得て、1カ月間キャンペーン的にフードドライブを県内全域で取り組んでおり、2022年8月夏季フードドライブでは、新型コロナウイルス感染症の影響や5月以降の物価高騰などで厳しい環境下での取り組みとなりましたが、12.6トンの食品を集めることができました。2023年1月も4日から31日まで取り組みを展開し、現在集計中です。
【新型コロナウイルスによる生活困窮世帯への支援事業の実施】
2020年3月から2022年3月までを実施期間とし、通常のフードバンク事業では対応しきれない新たな社会問題に対応するため、静岡県共同募金会から助成を受けて「新型コロナウイルス感染拡大対策緊急応援事業」を実施し、6934件の食品支援に取り組みました。