被爆地「ヒロシマ」において被爆手帳を交付されている方のために開園した『倉掛のぞみ園』でのボランティア活動を園に相談したところ、入園者の電動ベッドの清掃の要望があり支部で協議をおこない決定したところから本活動が始まりました。長く継続しておこなう活動として定着を図りつつ、園での各種行事のサポート等、活動の幅を広げていくことも検討中です。
広島北支部(支部長:百田貴司)は、支部内にある広島原爆養護ホーム「倉掛のぞみ園」でのボランティア清掃活動を5年前より始めて今回10回目を迎えました。本活動を始めるにあたって、園の担当者に相談したところ、電動ベッドの清掃の要望があったことからこの取り組みが始まりました。活動にあたっては参加者の連帯感を出すために揃いのビブスを作り、当初から春と秋の年2回おこなうとして計画し周知もしました。参加者については少しずつではありますが回を重ねるごとに増えてきており、10回目は過去最多の14人が活動に参加しました。また、毎回役員がSNSで広く活動の呼びかけをしていることで数名ではありますが支部以外からの参加もいただき、支部としてもいい刺激になっています。
作業では、入園者が使用しているベッドは長年の使用から汚れがひどいものもあり、1台にかかる作業時間が30分を超えることもありましたが約3時間の作業時間で10台のベッドの清掃ができました。園には300台のベッドがあるようなのでまだまだすべてのベッドの清掃には時間がかかるものですが、今後は年2回の活動を3回に増やすことも検討しており、その上で広く参加者を募り増やしていけば必ずできると思っています。毎回の活動後にはとても喜ばれ、感謝に満ちた笑顔をいただいております。慣れない作業で体力も使いますが最後にいただく笑顔が作業の疲れを癒してくれています。2020年度は新型コロナウイルス感染症拡大から活動を見合わせましたが、2021年度以降、活動の環境が整えば施設の方と相談しながら継続して取り組んでいこうと考えています。
JP労組中国地方本部
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