連合は、派遣社員の雇用の安定と保護の強化をはかるため、期間制限への積極的関与や派遣社員の処遇の改善に取り組んでいます。2015改正から３年が経過する今、今一度、同じ職場で働く派遣社員の方の労働条件のチェックを行うととともに、期間制限に関してもしっかり取り組みを進めましょう。
派遣先労働組合のための
職場点検チェックリスト
職場点検チェックリスト
- 期間制限への関与
- 事業所および個人単位で受入れから3年に達する派遣労働者の有無を把握していますか。
- 派遣労働者の受け入れ開始時に、「人数」「業務」「期間」等に関する労使協議が行われていますか。
- 事業所単位の期間制限（3年）を超えて受け入れを延長する際、派遣可能期間終了の１ヶ月前までに、労働組合から意見聴取が行われていますか。
- 雇用安定
- 正社員募集にあたっては、受け入れている派遣労働者に優先的な情報提供と採用への配慮が行われていますか。
- 派遣労働者の直接雇用の申し込みを受けた場合は、積極的に受け入れるよう会社に求めていますか。
- 労働条件の点検と改善
- 派遣先の労働者と派遣労働者間で均等・均衡待遇を実現できる水準で派遣料金が設定されていますか。
- 派遣労働者に業務と密接に関連した教育訓練が実施されていますか。
- 派遣労働者に福利厚生施設（給食施設、休憩室、更衣室等）の利用機会が与えられていますか。
- 苦情相談
- セクハラ、パワハラ等に関する労働組合の相談窓口において、派遣労働者からの相談に対応していますか。
- 脱法行為
- 派遣労働者の受け入れに関して、脱法行為や派遣期間の延長手続きを回避することを目的とした違法行為が行われていませんか。
（※派遣労働者の受け入れを一時的に中断する、いわゆる｢クーリング期間｣を設ける等）
