連合ニュース 2025年

 
2025年08月22日
内閣府に対し「2025年度 連合の重点政策」について要請
手交の様子
8月22日、連合は瀬戸内閣府副大臣に対して、「2025年度 連合の重点政策」に関する要請を行いました。

冒頭、清水事務局長より要請書を瀬戸内閣府副大臣に手交し、今回の要請主旨を述べたうえで、佐保総合政策推進局長から「フリーランス新法の実効性確保、事業再編にかかる労働者保護に向けた法制化、切れ目ない医療提供体制の構築と医師の偏在是正、被災地支援強化と人命を最優先にした防災・減災対策」に関する要請内容を説明しました。
 
 要請を受け、瀬戸副大臣から次の発言がありました。
 〇フリーランス保護については、昨年新法が施行されどのような見直しが必要か検討していく。最低報酬設定は当事者間の契約の自由があるが、労働者の搾取防止の観点から議論が必要である。また仲介業者の実態把握を進め、制度改善を検討する必要がある。
 〇事業再編にかかる労働者保護については、事業譲渡における課題が顕在化しており、後継者不在の中で労働者保護と事業継続をどう両立させるかが重要である。制度の在り方を含め、M&Aと同様の枠組みで対応可能か厚労省の検討も踏まえて対応していく。
 〇切れ目のない医療体制構築に向けて、医師の地域偏在の是正に取り組む。また、公定価格には物価上昇をしっかりと反映させ、医療人材の確保を図る必要がある。診療報酬改定に向け、骨太方針を実行に移すことが重要である。
 〇災害対策と避難所整備については、被災者の避難生活支援が課題であるが、とりわけ避難所におけるトイレやベッド整備、空調設備の強化が必要である。首都直下型地震等を見据え、地域防災計画を充実させ避難所の環境改善を進めていく。
 〇様々な課題について、今後もしっかりと意見交換しながら対応すべく、引き続き色々な意見を頂きたい。
以 上