連合ニュース 2025年

 
2025年08月19日
連合「患者本位の医療を確立する連絡会」(第21回)をWEB開催
連絡会の様子
 連合は8月18日、「患者本位の医療を確立する連絡会」をWeb開催し、構成組織・地方連合会などから25名が参加しました。
 
 連合は2004年に発生した連合推薦の中医協(厚生労働省「中央社会保険医療協議会」)委員による収賄事件の反省に立ち、中医協に患者一般の声を適切に反映するための枠組みとして、患者の立場で活動しているNPO団体等と連携し「患者本位の医療を確立する連絡会」を2005年1月4日に結成しました。そして、本連絡会委員を中医協委員として推薦し、診療報酬改定の議論に参画いただいています。
 
  冒頭、司会から連絡会の発足経緯について説明後、高額薬剤の適正使用などに関する勉強会を開催しました。勉強会では、日本赤十字社医療センター 化学療法科部長 國頭 英夫 先生から、高額薬剤の使用実態や費用の問題、コスト削減や用量の適正化に向けた臨床試験などについてご講演いただき、意見交換を行いました。
 また、HPVワクチン薬害訴訟名古屋弁護団代表を務める弁護士の堀康司さんから、HPVワクチン男子接種に関する問題点などについて情報共有いただきました。
 
 最後に、佐保総合政策推進局長が「持続可能な医療保険制度に向けて、医薬品だけでなく、医療の提供体制含め、様々な課題がある。本連絡会の目的である患者本位の医療の確立に向けて、引き続き連携しながら一緒に考えていきたい」と締めくくり、閉会いたしました。