【要請】連合・芳野会長
2月27日、構成組織・単組、地方連合会から約1,700名が東京都内に結集し、2025春季生活闘争「2.27連合全国一斉アクション中央集会・アクションデモ」を実施しました。
2025春季生活闘争は「みんなでつくろう!賃上げがあたりまえの社会」をスローガンに掲げ、連合全体で継続的な賃上げの機運醸成を図るべく、昨年12月より取り組みを展開してきました。その全国統一行動として、連合東京と共催したものです。
【要請行動】
「中央集会」「アクションデモ」に先立ち、立憲民主党・国民民主党への「要請行動」を行いました。参加者約100名は憲政記念館を出発し、参議院および衆議院にて要請行動を行いながら日比谷公園までデモ行進しました。参議院では立憲民主党・辻元清美代表代行、国民民主党・川合孝典幹事長、衆議院では立憲民主党・大串博志 代表代行兼選挙対策委員長、国民民主党・西岡秀子国対委員長代理に対し、芳野友子会長が要請書を手交し、「2025春季生活闘争方針」において、運動方針の両輪である、政策・制度実現の取り組みとして確認した7項目と選択的夫婦別氏制度に関して訴えました。
【中央集会】
「中央集会」開会前には、47地方連合会の皆さんから春季生活闘争にかける思いのこもったメッセージ動画を上映しました。
冒頭の主催者挨拶に、芳野友子会長は、立憲民主党・国民民主党の両党に対して、政策・制度実現の取り組みについて要請した旨を述べたうえで、「みんなでつくろう!賃上げがあたりまえの社会」のスローガンのもと、2月から多くの組合が要求書を提出し、交渉を展開していること、3月11日~13日のヤマ場を目前に控え、「大手企業は自らが価格転嫁に努める必要がある、中小企業は臆することなく、発注企業に価格交渉を申し入れましょう」と訴えました。
次に、立憲民主党・野田佳彦代表、国民民主党・古川元久代表代行からそれぞれ激励挨拶をいただきました。野田佳彦代表は「人への投資、賃上げが社会的要請として共通認識である。格差是正、真価が問われる状況である。社会的要請が共通認識になる賃上げの定着と格差是正が真価を問われる年である。目標の実現のために、全面的なサポートをしていきたい」と呼びかけました。
古川元久代表代行は「賃金アップを上回る物価上昇で、国民のみなさんの生活が苦しくなっている。なんとしても連合が掲げる目標を春闘で実現し、中小零細で実現する状況をつくっていかなければならない。私たちは連合をサポートし、ともに頑張っていきたい」と表明しました。
つづく情勢報告では、清水秀行事務局長が「賃金も物価も上がらない」というノルムを変えるのは今。中小組合を含めたすべての組合が解決するまで、みんなで力を合わせ、みんなが最大の成果を勝ち取ることができるよう、取り組んでいかなければなりません。連合一丸となって闘い抜きましょう」と力強く訴えました。
サービス連合・櫻田あすか会長は、組織委員会委員長の立場から組織拡大に向けた決意を述べ、航空連合・内藤晃会長が本集会のアピール案を提起。
最後に、連合東京・斉藤千秋会長の発声によるがんばろう三唱で、全力で闘争に取り組む決意を共有し、集会を締めくくりました。
【アクションデモ】
アクションデモは、全7梯団を形成し、日比谷公園から鍛冶橋交差点までの約1.8kmを行進しました。参加者は、スローガン「みんなでつくろう!賃上げがあたりまえの社会」「みんなでつくろう!働く仲間の労働組合」の横断幕を掲げ、手旗や光る「フラッグペンライト」、SNSで寄せられた投稿メッセージプラカードを各自持ちながら、賃上げ、価格転嫁、格差是正などを訴えました。
【くらし支援】
集会会場では、当日くらし支援の取り組みとして、食料品、文房具の寄付を受け付け、参加者から段ボール約4箱分の寄付をいただきました。
【連合アクション2.27街頭アピール行動】
同日夕刻、有楽町マリオン前にて街頭アピール行動を実施し、組織委員会の櫻田あすか委員長(サービス連合会長)、梶原貴副委員長(日教組中央執行委員長)、北村聡太副委員長(損保労連中央執行委員長)が弁士となり、2025春季生活闘争の意義と労働組合の重要性を訴えました。
また、組合づくりPRコーナーを設置し、連合公式キャラクター・ユニオニオンも応援に駆けつけ、労働相談や組合づくりなど連合の取り組みをアピールしました。