連合ニュース 2021年

 
2021年07月15日
第49回衆議院選挙に向けて政策協定を締結
神津会長挨拶
 7月15日の連合第22回中央執行委員会において、連合と立憲民主党、連合と国民民主党のそれぞれの間で第49回衆議院選挙に向けた政策協定を締結しました。
 以下に立憲民主党・枝野代表、国民民主党・玉木代表、連合・神津会長の挨拶要旨を掲載いたします。
 
<枝野代表挨拶>
 先月、6月17日の連合中央執行委員会で、今日の中央執行委員会までに一定の成果を持って連合の皆様と共に闘う環境を整えていく決意を申し上げました。本日の政策協定締結に至ったことに心から感謝・御礼を申し上げます。改めて、6月17日に申し上げた方針にもとづき、自公政権を倒して「働くことを軸とする安心社会」をつくる、その強い想いで次期総選挙に臨んでまいります。
 菅政権の混乱・混迷ぶりと強権政治、霞が関の機能不全が明らかになる中、これ以上、今の政治状況を続けることは、我が国と社会に回復不能なダメージを与えてしまうという危機感を持っております。この政治状況を変えることができるのは、私どもと国民民主党さんであり、しっかり連携し、一丸となって総選挙を勝ち抜くしかないとの強い決意で臨んでまいりたいと思っております。皆様方にはご苦労をおかけしますが、ぜひ私どもと共に闘い、日本の歴史を良い方向に変える総選挙にしたいと思います。よろしくお願いいたします。
 
<玉木代表挨拶>
 本日、こうして連合の皆さんと政策協定を結ぶことができることを大変心強く、また、ありがたく思っております。この間、長野の補選、都議選などで共産党との関係で、党所属議員、支援組合組織の皆さんからもご懸念が出ました。今回、協定の中で共産主義・共産党とは一線を画すことが明確になったと理解しておりますし、先月神津会長からも、共産党との連立はもとより閣外協力もありえないといった発言をいただいております。今回、同じ内容の協定を結んだ立憲民主党さんとは、この協定の実現に向けて共に汗をかいていきたいと思います。
 枝野代表からもあったように、安倍政権・菅政権と続く長期政権の弊害は隠しようがないと思います。改めて命と暮らしを守り、生活者・働く者の立場に立った政権を実現するために、立憲民主党さんとも連携・協力して取り組んでまいりたいと思います。連合の皆様、地方連合会の皆様から、ご支援・ご指導いただきまして、新しい政治の流れをつくる、そのために一緒に力を尽くして参りたいと思います。改めて感謝と決意を申し上げ、挨拶に代えさせていただきます。
 
<神津会長挨拶>
 本日は枝野代表、玉木代表のお二人にお越しいただいて、政策協定を締結することができました。改めて感謝申し上げたいと思います。
 この間、地方段階では私達がしっかりと応援できる候補者を推薦してきました。その一方で、連合全体で政策実現に向けて力を合わせていく、名実ともに一体となって力を奮っていこうという中で、本日の政策協定締結に至ったということであります。
 まさに今日が一つの大きなスタートだと思います。政策協定の中で表現されていること、私たち働く者本位、生活者本位、そしてなにより、コロナの中で日本の脆弱性があらわになっていること、このことを改めていかなければならないと思います。
 その一方で、総選挙において多くの有権者の信を得なければそれらが実現しない、政権与党に厳しい目線が向けられている一方、他の選択肢が多くの有権者に見えていない、確信をもたせるにいたっていないのは厳然たる事実です。この場をきっかけとして、潜在的な期待感を含めて、多くの有権者に、「片やの選択肢ここにありき」という政権構想を示していただきたいと思っています。今日の締結式がそのことに向けた大きな弾みとなることを期待します。
  • 連合と立憲民主党との政策協定
  • 連合と国民民主党との政策協定