連合ニュース 2021年

 
2021年05月20日
日本維新の会に対し連合の重点政策に関する要請を実施

連合は、5月19日、日本維新の会に対して連合の重点政策に関する要請を行いました(要請書は別紙参照)。

 

 冒頭、相原事務局長より「本日はご参集に感謝。連合の重点政策を要請させていただく。我々の要請や政府の対応も、目下コロナ対策として働く者や生活者の安全・健康を守ることではあるが、1~3月のGDPを見ると、世界経済の回復、成長の足取りに対し日本が劣後している状況を懸念している。経済だけ前に進むのではなく、経済と社会の安定、両立が重要。日本維新の会が、成長と格差に焦点を当てた政策発信をされたことも承知している。今後も様々な機会を通じて意見交換をさせていただければありがたい。」と挨拶を行いました。

 片山虎之助共同代表からは、「本日はオンラインではあるが、政策の意見交換の機会をありがたく思う。今後も様々な機会に意見交換をお願いしたい。国、地方ではワクチン接種をいかに広げていくかが課題。コロナの収束はすべてワクチン次第。GDPの話もあったが、ワクチン接種が増えればこの経済の状況も変わるだろう。連合の最大の関心事である雇用を維持するために何ができるのか。国と地方の役割分担なども含めてご意見を伺い、我々の政策にも生かしていきたい。」との挨拶がありました。

 続いて、井村総合政策推進局長より要請書について説明を行った後、雇調金、在籍出向、カスタマーハラスメント、ILO条約、カーボンニュートラル、有期雇用の無期転換ルール、税制、解雇の金銭解決制度、最低賃金、社会保険制度などについて広く意見交換を行いました。

 最後に、馬場伸幸幹事長より、「毎年意見交換をさせていただき、本日も多くの共通点があることを再認識した。日本維新の会は「日本大改革プラン」を発表した。色々な方々と議論し、ブラッシュアップしたいと考えている。自民党の政策で持続可能なのか、社会保障、税、働き方をパッケージで大改革する必要があるのか、国民の皆さんに最終的にご判断いただきたいと思う。またお気づきの点があればご指摘いただき、国民にとってより良い案としていきたい。」とまとめがありました。

 以 上