フィナーレ
連合は、2021年3月8日(月)、連合東京との共催で「2021春季生活闘争 3.8国際女性デー 全国統一行動 中央集会」を開催しました。新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、本年の中央集会はZoom・YouTubeを用いたWeb開催とし、全電通労働会館からライブ配信を行いました(総合司会:草野薫さん 連合東京女性委員会・JAM)。
事前に1,038名から参加登録いただき、当日のYouTubeでの視聴回数は824回、Zoomは100アカウントでした。
主催者挨拶で、神津会長は、「コロナ禍で働く者、とりわけ女性を取り巻く課題が浮き彫りになった」として、困窮した女性たちへの支援体制の整備や、固定的性別役割分担意識の払拭に取り組むことの必要性を指摘しました。また、2021春季生活闘争の課題の一つである「男女間賃金格差の是正」について、「格差につながる要因を明らかにし、それを改善する取り組みを進めていかなければならない」と呼びかけました。さらに、女性の人権や労働条件を改善するための歩みは絶対に止めてはならず、加速させていかなければならないとし、「本年に実施される衆議院選挙では、推薦する女性候補者が一人でも多く当選するよう、連合としても汗をかきたい」と述べました。最後に、「新しい時代においてこそ、差別や暴力のない男女平等参画社会を実現しなければならない。皆さん一人ひとりが原動力。ともにがんばろう」と訴えました。
次に、会場でご参加いただいた岡本あき子衆議院議員、吉川沙織参議院議員、Webでご参加の岸真紀子参議院議員、矢田わか子参議院議員、田村まみ参議院議員をそれぞれご紹介し、一言ずつご挨拶いただきました。
基調提起「連合2021春季生活闘争ジェンダー平等・多様性推進の取り組み」では、井上総合政策推進局長より、2021春季生活闘争におけるジェンダー平等・多様性推進に関わる課題や取り組みについて説明したほか、連合「第4次男女平等参画推進計画」プラスの進捗状況や日本における男女平等参画の現状、コロナ禍における連合の取り組みとして女性やハラスメントに関する活動を紹介しました。また、基調提起の後半は、相原事務局長、連合奈良・西田会長、連合宮崎・中川会長を交え、連合におけるこれまでの男女平等参画推進の取り組みや今後の展開について、座談会形式で意見交換を行いました。
続いて、構成組織・地方連合会とのWeb中継として、Zoomにて参加した組織の中から、連合岐阜ならびに連合三重を画面上で中継し、両地方連合会における3.8国際女性デーの取り組みの紹介や視聴者に向けたメッセージを発信しました。
連合東京女性委員会の日堂美樹さん(自動車総連)よりアピール(案)を提案し、採択した後、閉会にあたり、連合東京の斉藤事務局長は、「コロナ禍で見えてきた日本の課題は、女性の貧困、脆弱性。女性自らが連帯し、力を結集して、社会を動かしていかなければならない。『1+1=女性の力』を合言葉に、職場を、家庭を、社会を、世界を変えていこう」と挨拶しました。
当日の集会の様子は、動画でもご覧いただけます。
連合「3.8国際女性デー」中央集会(YouTube)